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ヘッジファンドがコロナショックで受けた影響とは

 2020年の相場は、コロナショックからスタートしました。株式はもちろん債券やコモディティなどあらゆる資産が暴落し、3月までの市場はS&P500指数が一時マイナス30%超を記録する等、歴史に残る下落幅となりました。

 下落相場でも絶対収益を追求するヘッジファンドは、コロナショックによりどのような影響を受けたのでしょうか。

また、そもそもヘッジファンドとは何か詳しく知りたい方は「ヘッジファンドとは何か簡単に解説!投資信託との意味の違いは?」をぜひ参考にしてください。

富裕層向け資産運用のすべて
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目次

過去最大の資金流出に見舞われたヘッジファンド業界

ヘッジファンドリサーチの調査によると、今年1-3月期のヘッジファンド業界はコロナショックの波に飲まれ、330億ドルの資金流出となりました。ヘッジファンドの成績によるものだけでなく、投資家のリスク許容度が低下しとにかく現金化したいという動きがこの結果になったようです。

しかし、ヘッジファンド資産全体に見る解約率は低水準にあります。

バークレイ・ヘッジファンド・インデックスによると、リーマンショックの起きた2008年の9月-12月の3か月でヘッジファンドの20%以上が解約されていました。今年の解約額は過去最高ですが、解約率は1%程度にとどまっています。

最新のデータでは、ヘッジファンド業界の運用資産はコロナショック前の水準にまで回復しています。なぜヘッジファンドに資金が集まるのでしょうか?

ヘッジファンドに資金が集まる理由

一番の理由としては、リーマンショック以降ヘッジファンドが運用の透明性を高めたことで投資家がリスクを予測できるようになったことが挙げられます。

2000年代前半のヘッジファンドは自らの運用方法をほとんど開示せず、リスクも不透明でした。そのため個人投資家はヘッジファンドに過度な期待をしてしまい、想定外の暴落が起きてしまったことで一斉に資金を引き揚げてしまったのです。

それ以降、ヘッジファンドは運用の方法やリスクをある程度開示するようになりました。投資家も事前にリスクを把握することで過度な期待をしすぎないようになり、機関投資家のような長期運用を行う資金もヘッジファンドに向かうようになりました。リーマンショック以前のヘッジファンド業界は黎明期、それ以降は成熟期といえるでしょうか。

また、ヘッジファンド以外に魅力的な投資先がないという理由も考えられます。世界的に株価は上昇していますが実体経済との乖離は拡がり、過熱感も感じられます。株式との分散投資先として債券が主流でしたが、世界的な低金利環境はしばらく継続することが予測でき、債券にも投資しにくい状態です。

魅力的な投資対象として、ヘッジファンドが注目を集めている状況です。

ヘッジファンドのパフォーマンス

ヘッジファンドのパフォーマンスを、戦略別に比較しました。世界株式インデックスも追加しています。

解約が嵩んだことと、暴落に対応しきれなかったファンドは大きく値下がりしてしまいました。ヘッジファンド全体では4月以降回復し年初来プラスに転換しておりますが、一時的には大幅なマイナスを記録しています。

Barclay Hedgeより筆者作成

詳しく見てみると、戦略によって値動きが大きく異なることがわかります。暴落のピークだった3月では、プラスのリターンを記録した戦略はボラティリティトレードのファンドのみでした。

オプションやボラティリティ指数先物で運用するこの戦略は、市場のボラティリティ上昇に伴い利益を上げることができたようです。

また、債券で運用する債券アービトラージ戦略も小幅な下落にとどまりました。これは、格付けの高い債券価格の下落が小幅に抑えられたためだと考えられます。その後はFRBやECBによる社債買い入れによる債券価格の上昇により、安定的な値動きを実現しています。

ヘッジファンド全体としてはロング(買い持ち)ポジションのファンドが多いため、全体としては下落した結果となりました。

一方で、コロナの影響をほとんど受けずに値上がりしているファンドも存在します。ファンド名は出せませんが、具体例をご紹介します。

コロナ禍にもかかわらず値上がりしたヘッジファンドD

コロナショックの影響をほとんど受けずに値上がりを続けているファンドをご紹介します。株式ロングショート戦略で運用するファンドで、パフォーマンスは以下のようになっています。

※Bloombergデータから作成

株式ロングショート戦略全体でのパフォーマンスは振るいませんでしたが、このファンドは年初来9%プラスで推移しています。戦略が同じでも、投資対象やファンドマネジャーによって運用方法は全く異なることがわかります。

まとめ

コロナショックにより、ヘッジファンド業界は資金流出とパフォーマンスの悪化というダブルパンチの状況に陥りました。しかしその実態を見ると、解約率は低く抑えられており、ヘッジファンドの戦略によっては安定的な値動きを続けているファンドも多く存在することが明らかになりました。

ヘッジファンドに投資する際は、過去の暴落時にどのような値動きを確認した上で投資することが大切です。過去の実績をもとに自分のイメージに合うファンドを選択することが、良い運用を行うためのコツと言えます。

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この記事を書いた人

監修:柿本 紘輝(CFP証券アナリスト協会検定会員
業界最大手の投資助言会社ヘッジファンドダイレクト株式会社が運営。
富裕層向けに投資助言契約累計1395.9億円(2023年12月末時点)。
当社の認定ファイナンシャルプランナー(CFP、国際資格)、証券アナリスト(CMA)が監修して、初心者にも分かりやすく、良質な情報をお届けしています。

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