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【ファンドオブヘッジファンズ】複数のヘッジファンドに手軽に投資する方法

ヘッジファンドの中には、1つのヘッジファンドで複数のヘッジファンドに投資することができるファンドが存在します。

下記のようにファンドが別のファンドに投資する形態のファンドをファンドオブファンズといい、資産はさまざまなファンドから構成されるポートフォリオとなります。

複数のヘッジファンドに投資することで様々な運用戦略を組入れることが出来、組入れるファンドによって値動きが異なることが特徴的な戦略です。今回は、このファンドオブファンズについて解説します。

目次

ファンドオブファンズのメリット

①リスク分散

複数のヘッジファンドに投資することから、投資対象や運用戦略の分散を通じて単一のヘッジファンドで運用する以上のリスク分散効果が期待できます。どんなファンドを組入れるかはファンドマネージャーの判断になるため、複数のファンドの相関関係が適切に管理されているかどうかが大事なポイントになります。

ヘッジファンドの運用戦略も得意な時期、不得意な時期はそれぞれあります。ファンドオブファンズでは各ヘッジファンドの戦略の特徴を利用しながら、投資先を機動的に変更することが可能です。

また流動性が低い投資先も細かく分散して投資することで、流動性リスクを下げながら投資することも可能となり、多くの年金基金などがリスク分散目的でファンドオブファンズを選んで投資しています。

個人投資家では投資が難しいファンドも組入れ可能

元々機関投資家からしか資金を受け入れないヘッジファンドへの投資や、ソフトクローズしたヘッジファンドへの投資機会を得ることができます。優れたパフォーマンスを残し世界的に有名になったヘッジファンドには投資家の資金が殺到し、新規の投資家の買付けを締め切ることがよくあります。こうした場合でもファンドと密接な関係にある既存投資家の資金は受け付けることが多く、ファンドと関係を築いているファンドオブファンズを通すことで個人投資家には投資の難しい優秀なヘッジファンドに投資することも可能になります。

③専門的な銘柄選択

土のヘッジファンドに投資するかという判断は①ヘッジファンドの情報を取得する②ヘッジファンドの運用内容を分析するという2段階に分かれます。一般的には①の段階で多くのヘッジファンドの情報を取得することも困難ですが、さらに②における個別ファンドの運用戦略を理解し、どのようなリスクとそれに伴ってリターンが得られるのかを理解することは、人も時間も限られている中では非常に難しいと思われます。透明性の高い投資信託と異なり、より専門性の高いヘッジファンドの選別をファンドマネージャーに任せることは合理的と考えられます。

ファンドオブファンズのデメリット

①二重の手数料

ファンドオブファンズ形式のヘッジファンドでは、ファンドオブファンズ自体の運用報酬とファンドオブファンズの投資対象であるファンドの運用報酬を支払う二重に手数料がかかることになります。

一見すると不利な仕組みに見えますが、ファンドオブファンズは世界中のシングルファンドの中から適したファンドを選びポートフォリオを構築し、運用中のメンテナンスを行うなど本来は投資家が行う負担を引き受けているため一概にデメリットということもできません。

ファンドオブファンズの運用手法

ファンドオブファンズの運用の流れは、以下のようになります。

  • 資産と戦略の配分

組み入れるファンドの投資対象やリスク要因、様々なマーケット環境での各ファンドの相関関係などを分析し、最適な割合を決定します。

  • 各ファンドの組織体制評価

投資ファンドの決定にあたり、各ファンドのデューデリジェンスやリスク管理方法、運用方法といった組織体制を調査する必要があります。

  • リスク評価とモニタリング

各ファンドのパフォーマンスやリスク水準、どんな資産に投資しているかといった情報も評価する必要があります。この評価を行うためには、各ファンドから適切な情報が開示される透明性が不可欠になります。

ファンドオブファンズの具体例

ファンドオブファンズ型ヘッジファンドの具体的な値動きとしては、下記のようになります。複数のヘッジファンドに投資することの分散効果を活かし、非常に安定的な運用を行っていることがわかります。

1998年3月~2020年6月

平均リターンは年率で6%を超えており、世界株式を大幅にアウトパフォームしています。

派手な運用ではありませんが適切なリスク管理とモニタリングを継続して行っており、退職金の運用など安定的な資産運用をご希望の方にはぴったりのヘッジファンドといえます。

ファンドオブファンズの現状

バークレイヘッジの調査では2020年8月末時点のファンドオブファンズの運用残高はおよそ2,600億ドルにのぼり、ヘッジファンド全体の約7.8%を占めています。

他の戦略では3月に10%以上のマイナスとなってしまったヘッジファンドの運用戦略もありましたが、暴落相場でも比較的小幅な下落に抑えられているといえます。

BarclayHedgeより作成

近年は大手のマルチストラテジー戦略との間で資金の獲得競争が起きており、運用資産は約6000億ドルとリーマンショック前のピーク時の8000億ドルに比べると残高が減っている状況です。

近年ファンドオブヘッジファンズの運用は大手の資産運用会社の活躍も目立ちます。最大のファンドオブファンズはブラックストーンで、その運用金額は運用資産額は800億ドルを超えています。2番手はUBS傘下のオコナーで(380億ドル)、3番手にゴールドマン・サックス(350億ドル)と続いています。

おわりに

ファンドオブファンズは、手軽に複数のヘッジファンドに投資できることが最大の魅力です。分散投資によるリスクヘッジに加えファンドの組み換えも任せることができるため、安定した値動きでの運用を期待することができます。どんなファンドを組入れるかといった運用戦略はファンドオブファンズによって異なり、値動きの異なるヘッジファンドをどう組み合わせるかがファンドオブファンズの個性になります。自分の運用目的に合ったファンドを選ぶことが大切です。

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この記事を書いた人

監修:柿本 紘輝(CFP証券アナリスト協会検定会員
業界最大手の投資助言会社ヘッジファンドダイレクト株式会社が運営。
富裕層向けに投資助言契約累計1395.9億円(2023年12月末時点)。
当社の認定ファイナンシャルプランナー(CFP、国際資格)、証券アナリスト(CMA)が監修して、初心者にも分かりやすく、良質な情報をお届けしています。

ヘッジファンドダイレクト株式会社
金融商品取引業者 関東財務局(金商)第532号
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