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ハゲタカヘッジファンドとは

 世間でハゲタカと呼ばれるヘッジファンドは一般的にはバイアウト(買収)ファンド、もしくは事業再生ファンドやディストレストファンドといった戦略をとることが多い。

 バイアウトファンドは上場会社または未上場会社の買収を行ったうえで、株主権を背景にして企業価値の増大を図り、企業の売却や株式の公開によってリターンを狙うファンドである。

 未上場企業への投資を考えるとベンチャーキャピタルと近いものを感じるがベンチャーキャピタルが既存の経営陣に経営を任せたまま、ベンチャー企業発行の新株と引き換えに成長資金を提供するのに対して、パイアウトファンドは既存株主から株式を取得して経営権を取得し、より積極的に事業にかかわっていく点が異なる。
 
 一部のヘッジファンドがハゲタカとして忌み嫌われる理由は、一部、もしくは昔のバイアウト・事業再生ヘッジファンドが比較的短期で利益を出すために、大規模なリストラ、事業の切り売りや内部留保の放出などをさせたことが理由と考えられる。ハゲタカファンドは短期的な利益を生み出すが、ファンドが去った後の長期的な事業継続は想定されていないことが多く、まさしく、ハゲタカのように弱った企業の死肉をあさるファンドと呼ばれたのである。

 しかし近年は適切に事業を立て直すことのほうが、長期的な将来キャッシュフロー獲得能力が高いと評価され、売却価格が高くなるため、焦土作戦ともなりうる、事業の切り売りよりも、事業面や財務面で企業の本質的な価値を向上させることが増加してきているといわれている。

 また事業再生ファンドやディストレスト戦略ファンドにおいても、債務超過などになった企業に対して、銀行などの融資が止まった後の最後のリスクテイカーとして、重要な役割を担っている。日本の民事再生法、アメリカでいうチャプターイレブンの適用会社は、基本的に債権者が事業再生について主導していくことになる。お金を貸した企業や銀行などは短期の資金回収を狙い、それこそ昔のハゲタカと呼ばれたような短期の収益を狙うことも多いが、事業再生ファンドやディストレストファンドが融資資金を割引のバルクセールなどで購入した場合は、長期的な事業再生による価値の向上を狙うことが多く、むしろその実態はハゲタカというのは似つかわしくないと思われる。

 日本でハゲタカファンドとして有名な事例として、リップルウッドが日本長期信用銀行を10億円で買収、追加で1,200億円を出資したことが挙げられる。リップルウッドは長期信用銀行を新生銀行として再建した後に、再上場させ、最終的に4000億円以上の利益を上げたと考えられている。日本長期信用銀行の入札では当初、オリックスやゴールドマンサックス、中央三井信託銀行グループなども参加していたが、最終的にはリップルウッドの条件が一番良いとして売却先に選ばれている。そして雇用も基本的には守られ、事業の切り売りなども特には行われなかった。

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