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【ロボアドバイザーとは?】種類や仕組み、メリットを徹底解説!

【ロボアドバイザーとは?】種類や仕組み、メリットを徹底解説!
目次

ロボアドバイザーとは?

ロボアドバイザーとは、人工知能(AI)を用いた資産運用のサービスで、インターネットを通じて投資商品に関するアドバイスを受けたり、実際の運用手続きを代行してもらったりできます。通称「ロボアド」とも呼ばれます。

金融とテクノロジーの融合(いわゆるフィンテック)が普及するなかで、パソコンやスマホから手軽に専門性の高い資産運用サービスが受けられるので、現在注目を集めています。

さまざまな事業者がロボアドバイザーのサービスを提供していますが、代表的なものに「Wealth Navi(ウェルスナビ)」、お金のデザインが運営する「THEO(テオ)」、楽天証券の「楽ラップ」などがあります。

ロボアドは本当にAI運用なのか?

ロボアドバイザーのAI運用は現状は多くの人が期待するような、人間のような知的なふるまいをするシステムを採用しているとは記載されていません。人間による誘導なく自律的に行動することや、自己の経験から成長していくことも難しいと思われます。現実的には与えられて情報を同時に大量に処理することができ、大量のデータから関連性も見つけることができる、ディープラーニングの技術ぐらいまでだと思われます。

実際にはもっとシンプルな可能性もあり、ウェルスナビなどは「現代ポートフォリオ理論」によって運用しているといっているため、変数はリスク・リターン・相関性の3つを利用し、投資先をETFに限ることで、かなりシンプルなアルゴリズムを利用しているのではないかと思われます。

ロボアドバイザーの2つの種類

ロボアドバイザーは、大きく2つのタイプに分けられます。「投資一任型」と「アドバイス型」です。まずは、これら2つのタイプについて、それぞれ見ていきましょう。

投資一任型

投資一任型は、利用者の特性に合わせてポートフォリオを構築し、その運用まで一括して行ってくれるタイプです。投資対象の選定から、発注やリバランス(運用中に保有資産のバランスを適性に保つこと)といった実際の運用まで、全てお任せすることができます。

投資一任型のメリットは、手間がかからないことです。忙しくて運用の手続きに時間を割けない方に向いているといえます。

また、専門的な知識がなくても始められるというメリットもあります。資産運用初心者の方は、まずはこのタイプから始めてみるのも良いかもしれません。

デメリットは、手数料がかかることです。また、NISAと併用できないという点にも注意が必要です。

アドバイス型

アドバイス型は、運用についての助言のみを行うタイプです。投資一任型と異なり、投資商品の発注や運用中のリバランスといった実際の運用は、利用者が行うことになります。

アドバイス型のメリットは、投資一任型と比較してコストがかからない点です。多くの事業者が、アドバイス型のロボアドバイザーを無料で提供しています。

また実際の運用は利用者が自分で行うので、ロボアドバイザーの助言を参考にしながら、自分の考えも取り入れて資産運用したい方に向いています。さらに、NISAと組み合わせることによる税務上の優遇を受けられる点も大きなメリットと言えるでしょう。

その反面デメリットとしては、実際に運用を行うための手間や知識が必要となることが挙げられます。

ロボアドバイザーの仕組み

それでは、ロボアドバイザーの仕組みと使い方を具体的に見ていきましょう。

資産運用に関する質問に回答する

まず利用者は、パソコンやスマホから会員登録し、画面上でいくつかの質問に答えます。質問内容は、資産運用の目的や運用期間、希望リターン、リスク許容度などに関するものです。

AIがポートフォリオを提案してくれる

質問に回答すると、AIがそれぞれの利用者にとって最適と考えられるポートフォリオを提案してくれます。AIの提案は、感情や恣意的な判断ではなく、客観的なアルゴリズムにしたがって導かれたものです。

提案内容に沿って資産運用してくれる(投資一任型の場合)

さらに投資一任型の場合は、利用者が運用金額の設定や投資一任契約の締結を行い、口座開設をしてお金を振り込めば、あとはロボアドバイザーが提案内容に沿った資産運用を開始してくれます。

ロボアドバイザーのメリット

ロボアドバイザーのメリット

投資に関する深い知識がいらない

ロボアドバイザーの一つ目のメリットは、投資に関する専門的な知識が必要ないということです。

資産運用を自分で行う場合は、自身のライフプランやリスク許容度に応じて、自分で投資先を選ぶ必要があります。最適な運用をするためには、投資商品に関する知識はもちろん、分散投資などの投資理論や、公的年金や税制に関する知識も必要となります。

ロボアドバイザーを活用すれば、このような知識や経験がない投資初心者でも、資産運用を適切に行うことができます。

運用の手間がかからない

二つ目のメリットは、手間がかからないということです。無数にある投資商品について情報収集し、自分に合ったものを選ぶのは労力がいる作業です。ロボアドバイザーはこの作業を自動で行ってくれます。

さらに投資一任型であれば、商品の発注や運用実績の管理、保有資産のリバランスなど、手間のかかる手続きもすべて自動でやってくれます。仕事や育児等で資産運用の時間をとれないという方には、心強い味方となってくれます。

AIの診断に基づく合理的な判断ができる

ロボアドバイザーの三つ目のメリットとして、AIが客観的かつ合理的な判断をしてくれるという点が挙げられます。

投資の専門家でも、相場が大きく動いたときには慎重になりすぎたり、逆に過度に強気になってしまったりすることがあります。その点ロボアドバイザーは、AIがアルゴリズムに従って判断するので、人の感情や主観的な予測に左右されません。

運用成績に一喜一憂してしまい、当初のプラン通りの運用ができないという方は、ロボアドバイザーを試してみるのも良いかもしれません。

ロボアドバイザーのデメリット

手数料が高い

ロボアドバイザーの一つ目のデメリットは、コストが高いことです。特に投資一任型の場合、通常の投資信託にかかる手数料に加えて、ロボアドバイザーのサービスを受けるための手数料がかかります。

ロボアドバイザーの手数料は提供企業によって異なりますが、一般的には運用金額の1%程度の手数料が発生するとされているので、あらかじめよく確認しておく必要があります。

短期的に大きな利益を出すことは難しい

デメリットの二つ目として、ロボアドバイザーによる資産運用はあくまで長期投資を前提としており、短期的な利益追求には向かないということが挙げられます。

AIは、長期的な視野で最適と思われるリスクとリターンのバランスを判断します。そのため、経験や勘に基づいて短期的に大きな利益を追求する投機とは、投資タイプが大きく異なるということを認識しておく必要があるでしょう。

ロボアドバイザー以外にも資産運用の種類が知りたい方は「資産運用とは?運用方法や投資種類の特徴をわかりやすく解説!」もぜひ参考にしてください。

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ロボアドバイザーがおすすめな人の特徴

今回の記事をまとめると、ロボアドバイザーは以下のような方におすすめです。
・これから投資を始めようと思っている
・普段あまり運用する時間がとれない
・10万円程度からできる投資を探している
・長期的に資産を増やしたい

ロボアドバイザー以外でおすすめの資産運用方法は?

ここまで見てきた通り、ロボアドバイザーは投資家のニーズに沿ったプランを提案して、長期的な資産運用を提案してくれます。

一方で「大切に築き上げた大事な資産をロボットに任せるのは少し怖い」という人も少なくありません。

そんな方は、ぜひヘッジファンドダイレクトにご相談ください。ヘッジファンドダイレクトでは、あなたの投資目標やニーズに合致した理想的な金融商品を紹介しているので、納得できる資産運用を実現します。

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この記事を書いた人

監修:柿本 紘輝(CFP証券アナリスト協会検定会員
業界最大手の投資助言会社ヘッジファンドダイレクト株式会社が運営。
富裕層向けに投資助言契約累計1395.9億円(2023年12月末時点)。
当社の認定ファイナンシャルプランナー(CFP、国際資格)、証券アナリスト(CMA)が監修して、初心者にも分かりやすく、良質な情報をお届けしています。

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