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【株の始め方入門】株を始めるには何からやればいい?
株式市場は、多くの人々にとって資産を増やす手段として魅力的です。しかし、株式投資は知識と計画が必要な複雑な世界でもあります。この記事では、株の始め方入門について詳しく説明します。株式投資を始める際には、正しい情報と戦略を持つことが成功の鍵となります。
株式市場は企業の成長や経済の動向と密接に関連しており、その動きは常に変動しています。株を持つことは、資産の増加だけでなく、財務教育や投資経験の向上にもつながります。しかし、投資にはリスクも伴います。正しい知識とリスク管理の戦略を持たないまま投資を行うことは、損失を招く可能性もあることを理解しておくことが重要です。
この記事では、株式市場の基本から始め、株を始めるためのステップを一つずつ説明します。また、投資のメリットとリスク、ポートフォリオの構築、リスク管理、そして成功するための心理的な準備についても議論します。株の世界への入門として、このガイドが皆さんの株式投資の旅をサポートする手助けとなることを願っています。
株を始めるには何からやればいい?
「貯蓄から投資へ」と言われるようになってから、株式投資を始めてみたいと考える方は増えています。ところがいざ株を始めようにも、いったい何からやれば良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
たしかに株式投資は、始めるまでが面倒だったり、失敗するリスクがあり危険というイメージが強いかもしれません。しかし、これから説明する事前準備をしっかりすれば、決して難しいものではありません。
ここでは、株式投資の事前準備として必要になることを説明していきます。
基礎知識の習得
まずは、株についての基礎知識を習得しておくことが大切です。
株とは、企業が自己資本を調達するために発行する有価証券です。自己資本は、銀行融資などの他人資本と異なり、返済義務がありません。その代わり、株を取得した株主には、企業の実質的な所有者としての権利が発生します。
このような株の特性から、株式投資にはさまざまなメリットとリスクがあるので、これらを正しく理解しておかないと、大きな損失が発生してしまうこともあります。
得られるメリット
株を取得することで得られるメリットには、大きく以下の3つのものがあります。
メリット | 得られるタイミング | 内容 |
---|---|---|
キャピタルゲイン(売却益) | 売却時 | 購入した株の値段が上がった場合、購入時より高い値段で売却したときに得られる利益です。例えば、10万円で購入した株を11万円で売却した場合、差額の1万円がキャピタルゲイン(売却益)となります。 |
インカムゲイン(配当金) | 決算後3か月(年1,2回) | 企業活動から得られた利益の一部は株主に還元され、これを配当といいます。配当の頻度は年に1.2回と企業によって異なり、この配当によって受け取れるお金をインカムゲイン(配当金)と呼びます。 |
株主優待 | 権利確定後2,3か月 | 株主優待とは、企業が株主を増やしたり自社製品をPRする目的で、株主に対して自社製品を提供したり割引を行ったりするものです。中には自社製品の提供だけではなく、商品券やクオカードなどを提供している企業もあります。 |
リスク
得られるメリットが多い株式投資ですが、その反面以下のようなリスクもあるので、正しく理解することが大切です。
リスク | 発生するタイミング | 内容 |
---|---|---|
元本割れリスク | 株を保有したとき | 購入した銘柄の株価が下落することにより、売却時の価格が購入時より低くなることによって損失が発生するリスクがあります。例えば10万円で買った株を9万円で売った場合には、1万円の損失(これをキャピタルロスといいます)が発生します。 |
借金を抱えるリスク | 信用取引をしたとき | 少ない元手で大きなリターンを狙う場合、自己資金以外に借入して投資したり、保有していない株を借りて売却する方法があります。これを信用取引といいます。信用取引は借金と同じ扱いであり、失敗した場合には元本を失うだけでなく、借金だけが残ってしまうリスクもあります。 |
また、株式以外の投資方法のメリットやリスクが知りたい方は「資産運用とは?運用方法や投資種類の特徴をわかりやすく解説!」もぜひ参考にしてください。
運用資金の準備
株の基礎知識を習得したら、次は運用資金を準備しましょう。株式投資にはまとまった資金が必要と思われがちですが、実は5万円程度の運用資金で始めることが可能です。
ただし5万円の少額投資で始める場合、少ない銘柄に集中投資することになるので、複数の銘柄に分散投資をしてリスクを分散させることができません。また、得られる利益の絶対額も小さくなります。
これに対し、例えば運用資金が10倍の50万円になると、得られる利益も単純計算で10倍と大きくなります。また、より多くの銘柄に分散投資できるので、ある銘柄での損失を他の銘柄の利益で埋め合わせることもできます。
しかし運用資金を増やすと、当然失敗した場合の損失額も大きくなります。自分がどのくらいのリターンを狙いたいのか、どのくらいのリスクまでは許容できるかによって、投資方針を決めるようにしましょう。
証券口座の開設
運用資金を準備したら、証券口座を開設する必要があります。証券口座は証券会社に開設する口座であり、株を購入する資金のほか、購入した株や配当金などを管理する保管場所となります。
証券口座を開設するには、マイナンバーカードや身分証明書などの必要資料を揃え、証券会社に申し込みをする必要があります。最近では、インターネットを通じたやりとりだけで口座開設が完結することも多くなり、より便利に開設できるようになりました。
申し込み後、所定の審査を経て、一般的には数日後に証券口座が開設されます。
株の始め方・やり方を解説【入門編】
ここからは、株式投資を始める場合の具体的なやり方を説明します。どのような順序で株を始めれば良いのか、詳しく見ていきましょう。
開設する証券口座を決める
まず、証券口座を開設する証券会社を選ぶことからスタートです。
証券会社には、店舗で担当者が対応してくれる対面証券と、リアル店舗を持たずにネット上で手続きが完了するネット証券があります。対面証券は、証券マンがアドバイスをくれるなど大きな資金を運用する際にはメリットがありますが、ネット証券と比較して手数料が高いです。
株式投資初心者で手軽に運用してみたい方や、1,000万円以下の運用をする方は、ネット証券がおすすめです。手数料が安く、リアル店舗に行かずに手続きができるためとても便利です。
証券口座を開設する
開設する証券口座が決まったら、実際に開設手続きを行います。従来の対面証券では、証券口座を開設するために店舗に行き、必要書類を記入したり本人確認書類を提示したりする必要がありました。
一方のネット証券では、スマホ1台で開設が完結します。申し込み用フォームに必要事項を入力し、マイナンバーカードと本人確認書類の写真をアップロードすれば、手続きは5~10分で完了します。
口座開設にかかる手間の観点からも、ネット証券の方が便利であると言えます。しかし最近では、対面証券の証券会社でも、ネットを通じて口座開設の手続きができるのが一般的になっています。
証券口座に入金する
証券口座が開設できたら、株を購入するための運用資金を入金しましょう。
入金方法は銀行振り込みが一般的です。ただし、通常のATMや銀行窓口から振り込む場合、指定口座への振り込みを証券会社側が確認してから残高に反映されることになり、タイムラグが生じるというデメリットがあります。
そこで、入金するにはインターネットバンキングを活用するのがおすすめです。同じグループのネット銀行や提携金融機関の場合、証券口座と銀行口座を提携させることができます。
入金が即時に反映されるだけでなく、提携金融機関の場合は振込手数料がかかりません。
株を購入する
証券口座に運用資金が入金されたら、いよいよ株の購入です。購入の注文はインターネットの他、対面証券の場合は窓口や電話でも行うことができます。
銘柄を選ぶ際には、まずは自身の運用資金で購入できる銘柄を選びましょう。株取引は、通常は単元株(通常は100株)単位で行う決まりがあるので、株価が1,000円の銘柄を買うには10万円が必要ということになります。
実際に購入するときはこの金額のほかに、購入金額に応じた手数料が発生するため少し多めに資金を用意しておくようにしましょう。
それ以外に銘柄の選び方にルールはありませんので、これから成長すると思う企業や応援したい企業に投資してみると良いでしょう。
株を売却する
株を購入したまま持ったままでは、インカムゲイン(配当金)を得ることはできますが、キャピタルゲイン(売却益)を得ることはできません。株は売却することではじめてキャピタルゲインを得られます。そのため、売却のタイミングは非常に重要です。
株式投資をした場合は、定期的に投資した銘柄の株価をチェックして、いつ売却するかを考えるようにしましょう。売却の注文は購入と同様に、ネット証券ではインターネット上で、対面証券の場合は窓口・電話で行うことができます。
株を始めたい方が覚えておくべき注意点
最後に、株式投資を始めたい方に覚えておいていただきたい注意点を紹介します。株を始めるにあたっては、まずは以下に記載した内容は最低限覚えておくようにしましょう。
長期・積立・分散を心がける
株式投資の初心者は、「長期・積立・分散」の3つを心がけるようにしましょう。
長期
株の初心者は、まずは投資を長いスパンで考えて、長期的に継続して成長が期待できる銘柄に投資することが大切です。短期的な売買をするには、買い時や売り時についての知識や経験が必要となり、初心者には向いていません。
積立
株を長期投資する場合は、1度にまとめて購入するのではなく、一定金額ずつ積み立て投資するのが良いとされています。この手法で投資することにより、株価が高い時には少なく、安い時には多くの株を購入することになり、平均取得単価を下げる効果が得られます。
分散
1つの銘柄や1つの業界に集中投資すると、個別の銘柄や業界特有の下落により大きな損失を被るリスクが高まります。分散投資により、ある銘柄の損を他の銘柄の益で埋め合わせ、資産全体の価格変動リスクを小さくすることができます。
分散投資についてさらに詳しく知りたい方は「【分散投資とは?】資産運用における意味やメリットをわかりやすく解説!」もぜひ参考にしてください。
リスクについてよく理解しておく
株を始めるには、まずは基礎知識をしっかり身に着けるようにしましょう。中でも株式投資のリスクについては、最低限の知識として把握しておいてください。
一般的に企業が破産し非上場となった場合、その企業の株価はゼロになります。つまり株式投資の場合、運用資金がゼロになるリスクがあるということです。
さらに信用取引を行った場合、運用資金がゼロになるだけでなく、借金が残ってしまうこともあるので注意が必要です。
このようなリスクを把握しておかないと、株で大損してしまうことがあります。失敗するパターンや対処法が知りたい方は「株で大損して悲惨?大損失を出した体験談やなるべく損しない方法を紹介!」をぜひ参考にしてください。
損切りする勇気を持つ
損切りとは、損失を小さく抑えるために、損失額が小さいうちに株を売却し、損失額を確定させることをいいます。
特に株式投資を始めたての方は損切りができず、結果として大きな損失を被ってしまうケースが多いです。株価が下落する中で「もう少し待てば回復するだろう」と売却を先延ばしして、取り返しのつかない状態になってしまうのです。
投資の格言に「見切り千両、損切り万両」というものがありますが、損切りができるかどうかは株式投資の成否を大きく左右します。損をしたくないという心理は誰にでもはたらくものですが、いざというときには勇気をもって損切りすることも大切です。
また株初心者の方が身につけるべき知識や勉強法が知りたい方は「【株初心者向け】身につけるべき知識や必要な心構え!」もぜひ参考にしてください。
株以外に投資のプロの知識を借りて運用したい方は?
ここまで見てきた通り、株を始めるにはさまざまなことに注意する必要があります。株式投資はそれぞれのリスクを知ったうえで、長期的な分散投資を心がけることが大切です。
一方で「株を始めるのは難しそうだから、投資のプロの知識を借りて運用したい」と思う人は少なくありません。
そんな方は、ぜひヘッジファンドダイレクトにご相談ください。ヘッジファンドダイレクトでは、投資のプロがお客様のニーズや投資目標に合致した商品を紹介しているので、納得できる資産運用をサポートします。