プライベートバンクの手数料は4種類!預かり資産金額や売買金額に対していくらかかる?

プライベートバンクの手数料は4種類!預かり資産金額や売買金額に対していくらかかる? コラム
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プライベートバンクの手数料は4種類

プライベートバンクの手数料には、大きく分けて4つのタイプがあります。プライベートバンクによって採用している手数料形態は異なり、自分の運用スタイルに合っていないと手数料が利益を圧迫してしまいます。

ここからは、プライベートバンクの4種類の手数料について解説します。

手数料の種類 金額 メリット デメリット
資産基準手数料 預かり資産金額に対して1.5%前後 ・取引回数が増えても手数料は一律
・プライベートバンカーは売買手数料を目当てに金融商品を紹介しない
・プライベートバンカーは必ずしも収益の獲得に執着しない
・特に何をしなくても手数料の支払いが必要になる
固定報酬 預かり資産金額に関係なく定額の手数料がかかる ・手数料の金額が妥当であるかの判断がしやすい
・定額料金なのでわかりやすい
・プライベートバンカーは必ずしも収益の獲得に執着しない
・手数料の金額がサービス内容に見合わない場合がある
売買手数料 金融商品の売買金額に対して0.1~1.5%程度 ・金融商品を売買したときだけ手数料がかかるのでわかりやすい
・売買の回数を減らすと手数料の負担を軽減できる
・プライベートバンクとクライアントの利害が相反することがある
・手数料が割高の金融商品を勧められることがある
成功報酬 資産の増加額に対して15~20% ・プライベートバンカーと投資家の利益の方向性が一致する
・運用益から手数料を拠出できるのでお金を工面する必要がない
・無理な運用をして資産を減らしてしまうことがある
・成功報酬の計算方法が複雑になりやすい

資産基準手数料

資産基準手数料はアセットマネジメントフィーと呼ばれ、スイスなど海外のプライベートバンクの多くで採用されています。資産基準手数料は、預かり資産の残高を基準に決定することが特徴です。

例えば預かり資産が3億円の場合だと、3億円に対して1.5%前後の手数料がかかり、年間で450万円程度を支払うことが必要になります。

また、資産基準手数料の中にカストディフィー(外国証券の管理費用)やアドバイザリーフィー(アドバイスにかかる費用) 、トランザクションフィー(決済処理にかかる費用)が含まれている場合もあれば、含まれていないため別途手数料が発生する場合もあります。

資産基準手数料は、数多くの金融商品の売買を行った場合でも売買手数料がかからず、手数料が膨大にならないことがメリットです。また顧客の資産が増えればその分手数料も増えるため、固定報酬に比べれば適切なアドバイスが期待されます。

なお、資産基準手数料は成功報酬ではないため、プライベートバンカーは必ずしも短期的な収益の獲得に執着しないという側面があります。頻繁に売買を行いたい人は成功報酬体系のほうが向いているといえるでしょう。

固定報酬

固定報酬は資産の預かり残高に関係なく、定額の手数料が徴収される手数料の形態です。預かり資産が3億円であっても1億円であっても手数料は定額で、手数料の範囲内でサービスを受けられます。弁護士や税理士の顧問料をイメージすると良いでしょう。

固定報酬のメリットは、サービス内容と手数料の金額が見合っているかの判断がしやすいことです。また、固定報酬は定額であるためシンプルでわかりやすく、複雑な料金体系を避けたい場合に適します。

一方、固定報酬は成功報酬ではないため、運用を担当するプライベートバンカーは必ずしも収益の獲得に執着しないことがあります。また、特に何をしなくても定額の手数料がかかるため、手数料を割高に感じることもあるでしょう。

サービス内容に比べて手数料が割高と感じた場合は、他のプライベートバンクに乗り換えると満足できるサービスが受けられる可能性があります。

売買手数料

売買手数料を採用しているプライベートバンクでは、金融商品を売買するたびに手数料がかかります。売買手数料の金額はプライベートバンクによって異なりますが、売買金額の0.1~1.5%程度です。

日本のプライベートバンクは売買手数料を採用しているケースが多く、海外のプライベートバンクと比べると手数料はやや高めに設定されています。日系プライベートバンクの売買手数料は0.5~1.5%程度ですが、外資系では0.1%以下に設定している場合があります。

売買手数料 手数料の目安
日系の場合 0.5~1.5%程度
外資系の場合 0.1%以下

売買手数料のメリットは、金融商品の売買を行ったときだけ手数料がかかるので、わかりやすい料金体系であることです。手数料の負担を軽減したい場合は、売買の回数を減らすことで実現できます。

一方で売買手数料のデメリットは、プライベートバンカーは手数料が高めの金融商品を勧める可能性があることです。投資家が得をするかどうかよりも、自社の利益を優先させて手数料が高めの金融商品を勧めてくることも考えられます。

成功報酬

成功報酬は、運用に成功して資産が増加した場合に支払われる手数料です。成功報酬の金額はプライベートバンクによって異なりますが、資産の増加額に15~20%を乗じた金額になるのが一般的です。

例えば、3億円の預け入れ資産が3億1,000万に増加した場合だと、増加額の1,000万円に15~20%を乗じた150万円~200万円が成功報酬になります。なお、成功報酬の計算方法はプライベートバンクによって異なり、これはあくまでも成功報酬の一例です。

成功報酬のメリットは、運用を担当するプライベートバンカーは成功報酬を得るためにあらゆる手段をとり、クライアントの資産を増やすことに尽力してくれることです。また、クライアントは運用益から成功報酬を拠出できるので、成功報酬を工面する必要もありません。

その一方で、利益が多く出た場合に他の手数料体系と比較して費用がかさんでしまう可能性が高い点が、成功報酬のデメリットです。また過度にリスクをとった運用を提案することもあり、資産基準手数料と成功報酬体系の組み合わせたものの方がバランスの取れたサービスが期待できます。

なお、プライベートバンクで期待できる利回りがどのくらいか知りたい方は「プライベートバンクの利回りはどのくらい?日本、シンガポール、スイスで徹底比較!」もぜひ参考にしてください。

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また、プライベートバンクはいくらから利用できるのか知りたい方は「プライベートバンクはいくらから利用できる?口座開設に必要な最低金額を紹介!」もぜひ参考にしてください。

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プライベートバンクの手数料に関する考え方

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細かい手数料は預入時に確認する

プライベートバンクの手数料は金融機関によって違いがあります。手数料の形態や金額、割合などは金融機関によって異なるため、手数料の詳細は資産を預け入れる前に確認しておくことが必要です。

特に資産基準手数料は、カストディフィーやアドバイザリーフィー、トランザクションフィーが別途必要になる場合があるので、事前に確認しておきましょう。また、成功報酬の計算方法などもあらかじめ確認しておくことが大切です。

手数料以外のサービス内容に注目する

プライベートバンクを選ぶ際は手数料だけで決めず、手数料以外のサービス内容に注目することが大切です。手数料が安くても運用をしっかりと行ってくれなければ、資産を増やすことはあまり期待できません。

中でも成功報酬の場合は利益から手数料を拠出できるので、相場よりも著しく高くない限りはあまり気にすぎなくても良いでしょう。手数料の高さよりも、サービス内容の良し悪しとのバランスでどのプライベートバンクを利用するかを判断しましょう。

日本のプライベートバンクについてさらに詳しく知りたい方は「日本国内のプライベートバンクを徹底比較!海外バンクとの違いや事業撤退した企業を解説!」も参考にしてください。

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プライベートバンクの手数料が高いと感じた方は?

ここまで見てきた通り、プライベートバンクの手数料体系は大きく4種類に分けられます。年間数%のものから20%弱のものまでさまざまあるため、自身の投資目的と照らし合わせて最適なプライベートバンクを選ぶことが大切です。

「プライベートバンクの手数料が思ったより高い」と感じた方はぜひヘッジファンドダイレクトにご相談ください。

ヘッジファンドダイレクトでは、プライベートバンクのように、お客様の投資ニーズに合わせてオーダーメイドで資産運用できる優良ヘッジファンドを紹介しています。どのくらいの手数料がかかるのか知りたい方も、ぜひお気軽にご相談ください。