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【資産運用のリスクとは?】6つの種類とリターンとの相関を紹介!
資産運用において、リスクとリターンは表裏一体の関係にあります。多くの投資家が高いリターンを求める一方で、その道のりには様々なリスクが伴います。しかし、リスクを避けてばかりでは、資産の成長も期待できません。重要なのは、リスクを理解し、適切に管理することで、目指すリターンを実現する戦略を立てることです。
本記事では、資産運用におけるリスクの種類を6つに分類し、それぞれのリスクとリターンとの相関について解説します。これらのリスクを知り、自身の投資戦略にどのように組み込むべきか、投資家自身が把握することが賢明な資産運用の第一歩となります。リスクを恐れず、それを適切に管理することで、長期的な資産形成の成功へと導く鍵を握るのです。
資産運用のリスクとは?
資産運用には必ずリスクが伴います。現金や銀行預金とは違い、投資型商品には元本保証がありません。つまり、預けたお金が増えるどころか減ってしまうことがあるということです。
さらに、商品によってはすぐに現金化できない場合もあります。そのため、資産運用は使途のない資金で行うことが前提です。
また、資産運用を行う際は自分の投資目的に合わせた商品を選ぶことが重要です。それぞれの商品のリスクを知っておくと、値動きへの不安も少なくなります。
そもそも資産運用とは何か知りたい方は「資産運用とは?運用方法や投資種類の特徴をわかりやすく解説!」もぜひ参考にしてください。
資産運用のリスクは主に6種類
資産運用のリスクは主に6種類あります。ここでは、価格変動リスク、信用リスク、為替変動リスク、金利変動リスク、カントリーリスク、流動性リスクをご紹介します。
金融商品によって伴うリスクが異なるため、資産運用を始める際は、事前にリスクについて十分に理解した上で行うことが大切です。
価格変動リスク
価格変動リスクとは、価格が変動することによって投資した資産の価値が変動するリスクをいいます。
例えば株式へ投資した場合、購入時よりも株価が上昇したタイミングで売却すれば運用益が出ますが、購入時よりも株価が下落したタイミングで売却すれば投資金額を下回った額での売却となるため損が出ます。
株式以外にも、債券や不動産など投資対象はさまざまありますが、ほとんどの商品は価格変動リスクを抱えており、商品によってリスクの大きさに違いがあります。
信用リスク
信用リスクとは、商品の発行体が経営破綻などにより債務不履行となるリスクをいいます。
例えば社債を購入し、保有している間に発行体の会社が破綻した場合、償還日を迎えても元金が満額返ってこない可能性があります。
社債の中にも種類があり、種類ごとで破綻時の返済順位に違いがあります。例えば、優先社債であれば優先的に返済してもらえますが、劣後債などは優先社債に比べて返済が後回しになります。この信用リスクが大きくなる分、利回りは高く設定されています。
為替変動リスク
為替変動リスクとは、日本円以外の商品に投資した際、為替相場によって資産価値が変動するリスクをいいます。
円建ての株式と米ドル建ての株式に投資した場合、まったく同じ値動きをしたとしても為替変動リスクによって価格に差が生じます。
例えば、購入時に1ドル100円で100万円分投資し、10%利益が出て110万円になっていたとします。
円建ての商品であればそのまま換金できますが、米ドル建ての商品は為替の影響を受けるため、仮に1ドル90円(円高)の状態で売却した場合99万円で換金され、売却損が出るということになります。
金利変動リスク
金利変動リスクとは、金利の変動により資産の価値が変動する可能性があるリスクをいいます。
例えば、あなたが額面100円、利率0.5%のA社の社債を保有している場合を想定します。
A社の社債を保有している間に金利が上昇して、格付けが同程度のB社が額面100円、利率2%の社債を発行していました。
このとき、A社の社債よりもB社の社債を買い求める人が続出することで、保有しているA社の社債の価値は下がり、債券価格が下落します。このように債券価格は、市場金利により価値が大きく変動してしまいます。
カントリーリスク
カントリーリスクとは、投資先の国の内部情勢や政治経済に不安要素が発生して市場に混乱が生じた場合に、その資産の価値が変動する可能性があるリスクのことを言います。
特に、国債はこの影響を大きく受けます。発行体が国だから潰れないということで安心感を持って投資をする方も多いですが、世界では経済危機に陥っている国もあります。
日本でも海外でも、このリスクにより保有資産の価格に影響が出ることがあるため、投資先の情勢を把握したうえで商品を購入することが大切です。
流動性リスク
流動性リスクとは、投資先の商品の取引が少なくなることで、希望するタイミングで売却できなくなるリスクをいいます。どの商品にもつきまとうリスクですが、不動産をイメージしていただくのが分かりやすいと思います。
例えば、投資用としてリゾート地にマンションを購入したとしましょう。しかし、観光客が減って賃料収入が見込めないため売却したいが、なかなか買い手が見つからず売れない、売るためには相場以下の価格で売却しなければならないというような状態です。
これは株式や債券でも同じことが言えます。そのときの流行りだけでなく、将来性も考えて購入することが大切です。
また投資対象となる金融商品は、リスク資産(危険資産)と無リスク資産(安全資産)に分けられます。詳しく知りたい方は「【リスク資産とは?】危険資産と安全資産の違いや理想的な割合を紹介!」もぜひ参考にしてください。
資産運用のリスクとリターンは相関する
資産運用のリスクとリターンは相関関係にあります。そのため、一概にリスクが高い金融商品を避けるべきとは言えません。
資産運用のスタイルは、ローリスクローリターン、ミドルリスクミドルリターン、ハイリスクハイリターンの3種類に分類されます。自分がどこまでリスクを取れるか、どれほどのリターンに期待したいのかによって商品を選ぶ必要があります。
自分の投資目的をはっきりさせたうえで、どのような商品でどのような運用をしていくかを考えることが重要です。
ローリスクローリターン
ローリスクローリターンとは、リスクが低いぶんリターンも小さく、投資利回りが低い運用スタイルのことを言います。
例えば、日本の国債や社債などが当てはまります。銀行の金利よりは多少利回りが良く、日本円での運用であるため、為替変動リスクを受けずに資産運用をすることが可能です。
また破綻などの事態が起こらない限り、一定期間持ち続ければ償還後は必ず元本が戻ってくるという仕組みになっています。そのため、資産運用を始めたばかりの方にも分かりやすい商品が多くあります。
初心者におすすめの資産運用が知りたい方は「おすすめの資産運用は?初心者に向いている投資7選を紹介!」もぜひ参考にしてください。
ミドルリスクミドルリターン
ミドルリスクミドルリターンとは、ローリスクローリターンと、次に説明するハイリスクハイリターンの中間に位置する運用スタイルです。
商品の幅も広く、資産運用を初めて行う方から上級者まで選びやすい商品など多くのラインナップがあります。
例えば日本の株式や世界の債券、またそれらを取り入れた投資信託などが当てはまります。
ローリスクローリターンの商品に比べ、為替変動リスクや価格変動リスクの変動幅が大きくなるなど、商品のリスクが高まります。
ハイリスクハイリターン
ハイリスクハイリターンとは、リスクを大きく取るぶん、高いリターンを期待する運用スタイルです。
例えば、外国株式や不動産(リート)、またそれらを取り入れた投資信託などが当てはまります。外国株式の中でも先進国か新興国かでリスク度合いが変わったり、また日本の株式の中にもハイリスクハイリターンに分類されるものがあります。
商品の購入にあたっては内容をよく確認し、理解する必要があります。ハイリスクハイリターンに分類されるほとんどの商品が、最初にご説明した6つのリスクを含んでいるため、あくまでも余裕資金で運用することをおすすめします。
また資産運用のリスクとリターンは、相関係数を用いて管理することが大切です。相関係数について知りたい方は「分散投資のポートフォリオでおすすめの割合は?相関係数や具体例をわかりやすく解説!」もぜひ参考にしてください。
資産運用のリスクはできるだけ分散するのが基本
ここまで説明した通り、資産運用商品にはローリスクローリターンなものからハイリスクハイリターンなものまでさまざまなものがあるので、違いを理解したうえで分散投資をするのが基本です。
例えば、ローリスクローリターンの商品とハイリスクハイリターンの商品を組み合わせて、自分のリスク許容度を調節することができます。また、ハイリスクハイリターンの商品で投資時期を分散することで、価格変動リスクを抑えることもできるでしょう。
このように分散投資には多くのメリットがあるため、資産運用で失敗したくない方はできるだけ分散投資を心がけるようにしましょう。
分散投資についてさらに詳しく知りたい方は「【分散投資とは?】資産運用における意味やメリットをわかりやすく解説!」もぜひ参考にしてください。
資産運用のリスクが怖い方はプロに運用を任せよう
ここまで見てきた通り資産運用のリスクには3種類あり、商品によってもさまざまです。資産運用をする際は、自分の年齢や余裕資金によってどれだけリスクをとるかを考える必要があります。
一方で、実際に資産運用を始めようとすると「リスクのことがよくわからないから怖い」と投資を始めるか悩んでいる方もいることでしょう。
そんな方は、ぜひヘッジファンドダイレクトにご相談ください。ヘッジファンドダイレクトでは、お客様が商品のリスクを理解できるまで丁寧にサポートしているので、納得できる資産運用を実現します。