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【分散投資とは?】資産運用における意味やメリットをわかりやすく解説!
分散投資とは?
分散投資とは、資産を複数の投資商品に分散して投資することで、投資リスクの低減を目的とする投資手法のことです。分散投資をすることで、特定の資産の相場が悪化しても、他の投資商品でカバーできるようになります。
投資においては「卵を1つのかごに盛るな」という有名な格言があります。これは、卵を1つのかごに盛っておくと、万一そのかごを落としてしまった時にすべての卵が割れてしまうことから転じて、資産を複数の投資商品に分散することを推奨する格言として用いられています。
例えば、国内株式のみに集中投資してしまうと、国内の株式市場が悪化したときに全資産が目減りしてしまうことになります。一方で、国内株式、国内債券、外国株式、外国債券にバランスよく分散投資しておけば、万が一国内株式市場が悪化したときにも資産の多くを守ることができます。
また投資商品以外にも、投資地域や時間、通貨などを分散することで、相場がどのように変動しても総資産を守りながら運用できるのが分散投資です。
そして分散投資をするにあたっては、ポートフォリオを組むのが基本です。ポートフォリオについて知りたい方は「分散投資のポートフォリオでおすすめの割合は?相関係数や具体例をわかりやすく解説!」の記事も参考にしてください。
分散投資のメリット
投資リスクを低減できる
分散投資の最大のメリットは、投資リスクの低減効果です。仮に一つの投資商品に全資産を投資した場合、投資した商品の相場が悪化してしまうと、資産全体に大きな評価損が生じてしまいます。
しかし複数の投資商品に分散して投資していれば、例えその中の一つの投資商品の市況が悪化しても、投資した資産全体に悪影響が及ぶことはありません。また、分散投資にはリスクをヘッジする効果もあるため相場が悪化した商品の評価損を他の商品で補うことも期待できます。
短期的な変動を気にせず済む
分散投資のもう一つのメリットは、長期投資を前提にしているので、相場の変動を気にせずに済むことです。
仮に分散投資をせず全資産を同タイミングで同商品に投資した場合、購入後の値動きが気になって仕方がないでしょう。本業と並行して投資をしている場合、値動きが不安で本業が手につかないという方も多くいます。
一方で長期的な目線で資産運用をしていれば、短期的な価格変動はそれほど気にする必要はなくなります。また資産を分散して長期に渡って運用することで、知識や経験も蓄積され、より資産を増やすチャンスを掴めるかもしれません。
分散投資のデメリット
短期的に大きく稼ぐことは難しい
分散投資のデメリットは、短期間で大きな利益を得ることは難しいと言うことです。1つの投資商品に全資産を投資した場合、タイミング良く大幅に値上がりした時点で売却できれば、得られる利益も大きくなります。
しかし、同額の資産を5種類の投資商品に分散して投資していれば、例えその中の一つの投資商品が大幅に値上がりしたとしても、得られる利益は投資資産の1/5の上がり幅に過ぎません。
リスクとリターンは表裏一体であり、分散投資は、あくまで投資リスクの低減を目的とした投資手法であることを理解しておきましょう。
投資先の管理が複雑になる
分散投資を行う場合、複数の投資先を保有することになります。そのため、投資先の値動きを把握したり、売買のタイミングを判断したりすることが難しくなります。
また、投資先の管理には手間と時間がかかります。特に、投資先が増えるほど、管理が複雑になります。
流動性が低下する
分散投資を行う場合、人気のある投資先だけでなく、人気が低い投資先にも投資することになります。人気が低い投資先は、取引量が少ないため、希望する価格で売却できない可能性があります。
分散投資の4つの手法
投資の基本は、長期・分散・積立と言われています。これは、分散投資の4つの手法をより簡潔に表現したものと言えます。
分散投資の4つの手法とは、投資する「金融商品の分散」「時間の分散」「投資国の分散」「保有通貨の分散」を意味しています。それぞれについて詳しく見ていきましょう。
金融商品の分散
金融商品の分散とは、同一の金融商品のみではなく、株式や債券、投資信託、ETF(上場投資信託)といった異なる金融商品に分散して投資することです。金融商品ごとに、それぞれ期待できるリターンや想定されるリスク、市況や特徴が異なります。
また例えば株式投資にしても、同じ業界の株式ばかりではなく、IT業界や小売業界、旅行業界というように、異なる業界の株式に分散して投資した方がよりリスクは低減されます。
なお、投資と言えばまず金融商品を思い浮かべる方が多いと思いますが、他にもREIT(不動産投資信託)を含む不動産への投資、貴金属などコモデティへの投資なども選択肢の一つです。リスク許容度に応じ、これらの投資商品に分散して投資すると良いでしょう。
時間の分散
時間の分散とは、一度にまとめて投資するのではなく、一定の金額を一定のペースで投資することで、平均投資単価を抑えることです。
「ドルコスト平均法」と呼ばれる投資手法が有名ですが、これは簡単に言えば投資金額を毎回一定にする投資手法で、投資信託などにおいて一般的に採用されています。
投資回数 | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 合計 |
---|---|---|---|---|
基準価額 | 1,000円 | 2,000円 | 500円 | – |
投資金額 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 60,000円 |
購入口数 | 20口 | 10口 | 40口 | 70口 |
「毎回20,000円」と投資金額を固定することで、商品の基準価格の変動に合わせて購入口数が変動します。つまり商品の基準価格(価値)が下がったとしても、そのぶん購入口数を増やすことができます。
その結果として、基準価格が高値のときは少量、安値のときは大量に購入することになります。このように投資タイミング(時間)を分散することで相場変動のリスクを低減することが可能です。
投資国の分散
投資国の分散とは、海外にも投資先を分散することです。低金利が定着している日本では、運用利回りはほとんど見込めないのが実情です。また、自然災害などの突発現象で日本経済が悪化することも否定できません。
その点、海外を含めて分散投資することで、より高いリターンが期待でき、日本経済悪化の影響を最小限に抑えることも可能です。
ポートフォリオのバランスとしては、アメリカやヨーロッパなどの先進国をはじめ、ブラジルや中国、インドといった新興国にもバランスよく分散投資するのが良いでしょう。
保有通貨の分散
保有通貨の分散とは、円建てで海外の投資商品に投資したり、外貨建ての投資商品に分散して投資することです。
中でも国内の株式と債券、海外の株式と債券という、地域の異なる4種類の投資商品に投資することを「伝統的4資産」への投資と言い、投資の基本の一つとされています。このように通貨の分散投資をすることで、為替リスクの低減効果も期待できます。
具体的な持つべき通貨としては、円の他にも米ドル、豪ドル、ユーロなどが想定され、特に世界の基軸通貨である米ドルへの分散投資は重要な要素と言えるでしょう。
適切な分散投資で資産運用したい方は?
ここまで見てきた通り、分散投資には様々な手法があることがわかります。分散投資をすることで、長期的にリスクを抑えた資産運用が可能になります。
一方で、どの商品を組み合わせて分散投資をすれば良いのかわからないと困っている人も少なくありません。
そんな方は、ぜひヘッジファンドダイレクトにご相談ください。ヘッジファンドダイレクトでは、あなたの投資目標やニーズに合致した理想的な金融商品を紹介しているので、納得できる分散投資をサポートします。