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金投資はおすすめしない?純金積立などの運用方法のメリット・デメリットを紹介!
金は古くから価値の保持手段として利用されてきました。近年、経済の不安定さや通貨の価値低下を懸念する人々の間で、金への投資が注目されています。特に、純金積立という方法での金投資が人気を集めています。しかし、金投資は本当におすすめできるのでしょうか?この記事では、金投資のメリットとデメリット、を純金積立を含めて詳しく解説します。
金投資はおすすめしない?
金投資とは、文字通り「金(GOLD)」を投資対象とした資産運用です。証券会社や貴金属店で口座を開設して、純金積立をしたり金地金や金貨を保有する運用法です。
現物購入する金は、それ自体に価値がある「実物資産」です。金の価値が0になることはなく、金を保有することで大切な資産を守れます。
また金投資をすることは、ハイパーインフレに備えたリスクヘッジにつながります。仮に通貨の価値がなくなって紙くずになったような場合でも、資産を失うことを防げます。
しかし、金を保有しているだけでは何の利益も生み出さず、資産を効率的に増やしたい方には不向きです。また、金投資は手数料が高いという大きなデメリットがあり、売却益が出た場合でも高額な手数料が利益を圧迫します。
それでも、金投資は分散投資の投資先として検討の余地があり、資産の一部を金投資に回すことは資産の保全に役立ちます。大きな資産を保有している方や、守りの運用を心がけたいという方はポートフォリオの1つに組み入れてみても良いでしょう。
理想の分散投資の割合が知りたい方は「分散投資のポートフォリオでおすすめの割合は?相関係数や具体例をわかりやすく解説!」もぜひ参考にしてください。
金投資(純金積立など)のメリット
景気の変動に強く資産を守れる
金投資は景気の変動に強く、景気が悪化して不況になった場合でも資産を守れます。また「守りの資産」として最適な商品であり、誰もが価値を認めている実物資産であることが大きな強みです。
具体的には「インフレに強い」「信用リスクがない」「有事に備えられる」という側面があります。それぞれについて、詳しく解説していきます。
インフレに強い
金投資はインフレに強く、インフレで貨幣価値が減少した時に威力を発揮します。インフレが起こると物価が上がりお金の価値は目減りします。しかし実物資産である金の価値は損なわれないので、金投資はインフレ時のリスクヘッジになります。
例えば、定期預金や債券投資などはインフレに弱く、インフレ時に資産は目減りします。一方で、金に投資した資産は目減りせず、逆に資産を増やせる場合もあります。
なお金投資の他にも、不動産投資や株式投資、投資信託、ヘッジファンドなどもインフレに強いことで知られています。
信用リスクがない
金投資は信用リスクがなく、金の価格は下がることはあっても0円になることはありません。金は埋蔵量が限られており、人類は長年にわたって金の価値を認めています。金が道端の石ころのように無価値になることは考えられず、資産価値は永続するでしょう。
例えば、株式投資や債券投資には信用リスクがあり、発行体の企業の倒産や上場廃止、国家財政の破綻などで無価値になる恐れがあります。一方で、金は信用性が極めて高い実物資産であり、金投資をすることで財産を全てなくしてしまうリスクを回避できます。
有事に備えられる
「有事の金」と言われているように、金投資をしておくと戦争や大規模災害などの有事があったときに備えられます。大恐慌が勃発して通貨が紙切れになったような場合でも、金を保有していれば生活に困窮するようなことはありません。
新型コロナウイルスのパンデミックや国際情勢の悪化など、現在は先を見通せない状態になっており、個人レベルでも危機管理をしておくことが大切です。金投資をしておくとさまざまなリスクに備えられ、いざという時に役立ちます。
直近の金の価格推移を表すチャートが見たい方は、楽天証券の以下のページを参考にしてください。
参考:金価格チャート
少額から始められる
純金積立は月額1,000円から始められ、投資資金が少なくても金投資を始めることができます。純金積立とは、毎月決まった金額で金を購入する「定額積立」による資産運用の方法です。毎月決まった数量(1〜5gなど)を購入して積み立てる「定量積立」も選べます。
なお、金地金(インゴット、ゴールドバー、金の延べ棒)の現物を購入する場合だと、金地金の1グラムの価格は、田中貴金属工業の店頭小売価格で9,810円(税込)、店頭買取価格で9,696円(税込)で購入できます。また、ウィーン金貨ハーモニーやメイプルリーフ金貨の1/10オンスの価格は26,898円(税込)、店頭買取価格で26,666円(税込)です。
※2023年8月27日時点時点の価格です。金価格は日々変動します。
現物保有ができる
金地金や金貨は現物保有ができ、手元に置いておくことが可能です。金地金や金貨は富の象徴であり、所有しているだけで高揚感に満たされます。
他の投資方法だと口座の数字でしか確認できませんが、現物保有ができることは金投資ならではのメリットです。
金投資(純金積立など)のデメリット
インカムゲインがない
金投資は利子や配当金などのインカムゲインがなく、金を保有していても利益は全く発生しません。金投資で得られる利益はキャピタルゲインだけであり、購入時の価格よりも売却時の価格の方が高ければ、差額分が利益になります。
例えば株式投資の場合だと、株を保有しているだけで配当金や株主優待などのインカムゲインが得られ、売却時にはキャピタルゲインも得られます。一方で、インカムゲインがない金投資は収益が限られており、効率良く資産を増やしたい人には不向きです。
高い利回りは期待できない
金投資は利子・配当金・分配金が一切なく、保有しているだけでは利益は全く発生しません。利子や配当金、分配金を得たい場合は、他の資産運用の方法を検討すると良いでしょう。株式投資は約3%、投資信託は5~9%程度の利回りが期待できます。
金投資で得られる利益は売却益だけですが、購入時の価格よりも売却時の価格の方が低ければ損失が発生します。そもそも金投資は「守りの投資」に向いています。一方で資産を積極的に増やしたい方は、株式投資や投資信託、ヘッジファンドなどが向いています。
手数料が高い
純金積立は、手数料が高いのがデメリットです。売却益が発生した場合でも、高額な手数料が利益を圧迫してしまうことがあります。大手証券会社3社で見ると、購入時に運用金額から手数料として1.62〜2.7%が引かれ、購入時点ですでに損失が発生してしまいます。
証券会社名 | 金購入時の手数料 |
---|---|
楽天証券 | 1.62% |
SBI証券 | 2.16% |
マネックス証券 | 2.7% |
具体的には、10万円の金を購入した時点で1,620円~2,700円の損失が既に発生していることになります。さらに、金地金や金貨を現物購入する際や売却する際にも手数料がかかるため、金投資は短期投資には全く向いていません。
盗難リスクがある(現物の場合)
金地金や金貨を現物購入して自宅に保管しておくと、紛失や盗難リスクがあります。そこで、ホームセキュリティを強化することが必要です。
銀行の貸金庫を利用すると紛失や盗難リスクを回避できますが、年間数千円~数万円の手数料がかかることになります。
金投資がおすすめな人・おすすめでない人の特徴
おすすめな人の特徴
金投資は、資産運用のリスクを回避して、さまざまなリスクから資産を守りたい方におすすめです。また、分散投資を検討している方にも適した手法です。株式投資や投資信託など、他の資産運用で損失が発生した場合に備えられます。
さらに金は富の象徴であり、宝飾品や高級腕時計のように手元に置いておきたい方は金地金や金貨の現物購入をおすすめします。毎月決まった金額で金を購入し、コツコツと資産を増やしたい方は純金積立がおすすめです。
おすすめでない人の特徴
金投資は、利子や配当金などのインカムゲインが得られず手数料が高額です。そのため、資産を効率的に増やしたい方にはおすすめできません。効率的に資産運用をしたい方は、株式投資や投資信託、ヘッジファンドなどの高利回りの資産運用が適しています。
また、金投資をしても投資知識や経験として学べることは少ないので、運用しながら投資について学びたい方にも不向きです。
ほかにも資産運用にはどのようなものがあるか、運用方法別の特徴について知りたい方は「資産運用とは?運用方法や投資種類の特徴をわかりやすく解説!」をぜひ参考にしてください。
金投資よりも高い利回りでの資産運用を目指したい方は?
ここまで見てきた通り、金投資には信用リスクがないなどのメリットがある反面、保有しているのみでは利益が発生しないなどのデメリットもあります。そのため、インフレリスクのヘッジ要素として金を保有するのがおすすめです。
一方で「金投資よりも高い利回りで資産運用を目指したい」という方も少なくありません。
そのような方は、ぜひヘッジファンドダイレクトにご相談ください。ヘッジファンドダイレクトでは、長期運用実績のある優良ヘッジファンドを紹介することで、あなたの理想的な資産形成をサポートしています。