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投資信託で大損する人の4つの特徴!損しないための7つのポイントも紹介!
投資信託で大損する人の特徴
投資信託は元本保証がないため、投資信託で大損する人は一定数います。令和2年9月の金融庁の発表によると、7割の顧客が投資信託で損失を出しており、そのうち2割がマイナス30%以上の大損をしています。
新型コロナウイルス感染症の影響による市場の変動を受け、2020年3月末時点で、運用損益がプラスとなっている顧客の割合(金融事業者218社の単純平均)は約3割と、19年3月末時点と比較しておよそ半分程度に減少。マイナスとなっている約7割の顧客のうち、約8割が-30%以上0%未満の運用損益となっている
令和2年9月18日金融庁
投資信託で大損する人には4つの特徴があります。どういった理由で大損したのかを知っておくと、投資信託での大損を防ぐために役立つでしょう。
この記事では、投資信託で大損する人の4つの特徴を説明し、大損しないための7つのポイントを紹介します。失敗例を反面教師にして、投資信託での大損を防ぎましょう。
そもそも投資信託とは何か知りたい方は「【投資信託とは何か】初心者にもわかりやすく簡単に説明!」をぜひ参考にしてください。
商品理解ができていない
商品の特徴をしっかり理解できていないと、投資信託で大損する可能性が高まります。どのような場合に儲かってどのような場合に損失が出るのかなど、商品の特徴を理解していないと思わぬ損失につながります。
投資信託には6,000本近い商品があり、債券型や株式型、国内投資型や海外投資型など種類はさまざまです。商品によってリスクとリターンが異なるため、商品の特徴をしっかり理解できていないとリスクが高い危険な商品に手を出してしまい、大損してしまうことがあります。
1つの銘柄を一括購入している
全資産で1つの銘柄だけを一括購入すると、投資信託で大損してしまうことがあります。1つの銘柄だけに全資産を集中投資すると、資産運用の結果はその銘柄の値動きだけに左右されてしまい非常にリスクが高いです。
購入した銘柄が値上がりすれば良いですが、当然ながら値下がりする可能性もあります。1銘柄への集中投資では「上がるか下がるか」の丁半博打のような投資になってしまうので、1つの銘柄だけに集中投資するのは非常に危険です。
手数料や分配金の仕組みを理解していない
投資信託の手数料や分配金の仕組みを理解していないと、投資信託で大損してしまう可能性が高まります。
投資信託を購入する際は、手数料がどのタイミングでいくらかかるか把握しておくことが必要です。また、分配金は高ければ高いほど良いと勘違いしている投資家がいますが、分配金は投資信託の基準価格をから差し引かれるので、その額だけ個別元本は減少します。
このように、手数料が発生するタイミングや料率、分配金の仕組みなどを知っていないと、運用に失敗して大損してしまいかねません。
購入後に放置している
投資信託を購入後に何もせず放置しておくと、気がついたら大損しているような事態を招きかねません。投資信託を購入して満足してしまい、その後の値動きや資産バランスをチェックしない投資家がいますが、これは大変危険です。
投資信託の価格は日々変動し、急騰することもあれば暴落することもあります。値動きのチェックを怠ると、暴落に巻き込まれて大損することがあります。投資信託の基準価額は毎日変動するため、定期的にチェックするようにしましょう。
また、おすすめできない投資信託の特徴を知りたい方は「投資信託はおすすめしない?やめとけという声も多い?」をぜひ参考にしてください。
ほかにも、投資信託で良くある失敗について知りたい方は「投資信託でよくある8つの失敗例と必ず徹底すべき3つのルール!」をぜひ参考にしてください。
投資信託で大損しないためのポイント
目論見書の内容をしっかり把握する
投資信託で大損するのを防ぐには目論見書をしっかりと読み、内容を把握することが大切です。目論見書とは「ファンドの目的」「過去の運用実績」「投資リスク」「手数料」などが書かれている書類で、投資信託を購入する際に販売会社から必ず交付されます。
目論見書に書かれている内容は、基本的に重要事項です。目論見書の内容を理解することで、手数料形態やファンドの特色がわかります。投資信託を購入する際は目論見書をしっかりと読み込んで、投資目的に合っているのかを必ず確認しておきましょう。
分散投資を心がける
投資信託で大損を防ぐには分散投資を心がけることが大切です。分散投資には「投資対象を分散する」「購入タイミングを分散する」の2種類があります。
投資対象を分散する
投資対象を分散すると、投資信託で大損するリスクを減らせます。投資対象を分散するとは、1つの銘柄だけを投資対象にせず、複数の銘柄を投資対象にすることを指します。
投資対象を分散すれば、ある銘柄が値下がりしても他の銘柄の値上がりで穴埋めができるので、資産全体のリスクヘッジになります。
なお投資信託には、ローリスク・ローリターンからハイリスク・ハイリターンまで6,000本近い銘柄があります。この中から投資対象を分散することでリスクを分散でき、投資の安全性が向上します。
購入タイミングを分散する
投資信託の購入タイミングを分散することも、大損するリスクを下げることにつながります。
購入タイミングを分散するとは、一括で購入するのではなく、複数回に分けて購入することを指します。複数回に分けて購入する方法は「ドルコスト平均法」といい、リスクの分散に貢献します。
ドルコスト平均法では、購入タイミングを分散することで購入単価が平準化され、相場の天井付近で購入してしまう「高値掴み」を回避できます。
また、投資初期にまとまった資金を用意しなくても良いので、少額からでもコツコツと資産を増やせる可能性があります。
手数料が安い商品を選ぶ
手数料が安い商品を選ぶことで、投資信託で大損するリスクを減らせます。
投資信託は購入時・運用時・換金時の3回にわたって手数料がかかり、利益が出ても手数料で相殺されてしまいます。そこで、手数料が安い商品を選ぶと実質利回りが高くなり、実質的な収益の増加につながります。
なお、投資信託の中には「ノーロード・ファンド」という販売手数料がかからない投資信託があります。ノーロード・ファンドを選ぶと手数料の負担が軽減され、大損を防ぐことに貢献します。
長期投資を前提に運用する
投資信託で大損を防ぐには、長期投資を前提に運用することが大切です。投資信託の平均利回りは4~6%程度であり、長期運用することで利回りも安定します。
一方で、短期間の値動きに左右されて取引を繰り返すと、取引のたびに手数料がかかるだけでなく、誤った判断をしてしまうリスクも上がります。その結果として大損してしまう可能性も高くなるので、長期投資を前提にじっくりと運用する姿勢が大切です。
また、長期投資をすると複利効果で実質利回りが高くなります。運用期間が長くなるほど、雪だるま式にお金を増やせます。
損切りする勇気を持つ
時と場合によっては、損切りする勇気を持つことも重要です。予想に反して相場が下落し、リスク許容度を超えた場合には、一刻も早く損切りして損失を確定しましょう。そのまま放置しておくと、取り返しがつかなくなるほどの大損につながることがあります。
そのため、投資信託を購入する際はあらかじめ「損切りライン」を決めておくのがおすすめです。価格が下落して損切りラインを超えた場合には、潔く損切りしましょう。
特にレバレッジ型投資信託では、損切りしないと追証でどんどん負債が膨らんでしまう可能性があります。
毎月分配金が出る銘柄には注意する
毎月分配金が出る銘柄は、結果として大損してしまう可能性があるので注意しましょう。
毎月分配金が出る銘柄では、預入金を切り崩して分配金を出しているケースが多いです。そのため、分配金が出るたびに純資産が減少して基準価額が下がります。
基準価額が下がるということは投資の元手が少なくなるのと同じで、効率的な資産運用ができなくなってしまいます。
このように、高い分配金に目がくらんで投資信託を選ぶのは禁物です。長期的に投資信託で資産運用したいと考えている方は、分配金を再投資するタイプを選ぶことをおすすめします。
定期的に資産のリバランスを検討する
投資信託で大損を防ぐには、定期的に資産のリバランスを検討することが大切です。リバランスとはポートフォリオのバランスを整えることで、大損するリスクの軽減に大きく貢献します。
なお、ポートフォリオのバランスを整えるには、投資信託を購入後も値動きを常にチェックすることが必要です。パフォーマンスが悪い銘柄を別の銘柄に組み替えることで、最良のポートフォリオで大損を回避しながら効率の良い資産運用ができます。
また、投資信託が儲からないと言われる理由について知っておきたい方は「投資信託が儲からない理由!儲かる人の割合は意外と多い?」もぜひ参考にしてください。
投資信託で大損するリスクを避けて資産運用したい方は?
ここまで見てきた通り、プロの投資家に任せる投資信託でも、相場の状況や投資手法によっては大損してしまう可能性があります。大損しないためには、長期投資や分散投資を心がけることが必要です。
一方で「どの銘柄にどれくらい投資をしたら良いのかわからない」と困っている方も多いでしょう。
そんな方はぜひヘッジファンドダイレクトにご相談ください。ヘッジファンドダイレクトでは、あなたの投資目標の達成を目指して、さまざまな金融商品を組み合わせて運用する優良ヘッジファンドを紹介しているので、大損するリスクを避けた資産運用が可能になります。