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投資信託の種類!分類方法やそれぞれの特徴・リスクをわかりやすく解説!
【契約形態別】投資信託の種類
投資信託にはさまざまな種類がありますが、それぞれの種類を知っておくと具体的な選び方がわかるようになってきます。投資信託には「契約型」と「会社型」があり、特徴や仕組みが異なります。はじめに、投資信託を契約形態別に見ていきましょう。
そもそも投資信託とは何か知りたい方は「【投資信託とは何か】初心者にもわかりやすく簡単に説明!」をぜひ参考にしてください。
契約型
契約型投資信託は、販売会社・運用会社・受託会社の3社が信託契約を結んで設定される投資信託です。現在設定されているほとんどの投資信託は「契約型」の投資信託です。投資家は販売会社を通じて投資信託を購入し、運用益を受け取るという仕組みです。
また、契約型投資信託は「信託約款」に基づき、販売会社・運用会社・受託会社の3社が運営します。投資信託を購入した投資家は「受益者」と呼ばれ、利益が発生した場合には分配金(運用益)を受け取れます。
会社型
会社型投資信託は、投資を目的とする「投資法人」を設立して設定される投資信託です。会社型投資信託には、不動産投資信託の「J-REIT」や外国投資信託の「カントリーファンド」などが該当しますが、日本では会社型投資信託の数は限られています。
なお会社型投資信託では、投資家は投資法人の株主として、出資額に応じた「株主権」を有します。利益が発生した場合には、投資家は株主権の「利益配当請求権」を行使して分配金を受け取ります。
【運用手法別】投資信託の種類
資信託は「アクティブ型」と「インデックス型(パッシブ型)」があり、それぞれ運用手法が異なります。投資家は運用目標に合わせてアクティブ型かインデックス型を選ぶことになるため、両者の違いについて解説します。
アクティブ型
アクティブ型は、積極的に利益を追求したい投資家に向いている投資信託です。
プロのファンドマネージャーが運用を担当し、日経平均株価(日経225)やTOPIX(東証株価指数)などのベンチマークを上回る収益の獲得を目指します。ベンチマークとは、運用の指標とする指数のことです。
アクティブ型の投資信託は、日経平均株価やTOPIXなどベンチマークを上回る運用成績を出すことを目標に運用を行います。積極的な運用を行うためリスクは高くなりますが、その分ハイリターンが期待できます。
インデックス型
インデックス型(パッシブ型)は、日経平均株価やTOPIXなどのベンチマークと同じ動きを目指す投資信託です。アクティブ型のようにベンチマークを上回ることを目標にしないため、手堅く運用をしたい投資家に向いています。
インデックス型の投資信託は、日経平均株価やTOPIXなどと同じ値動きをするので、日経平均株価やTOPIXが上昇すれば利益が発生し、日経平均株価やTOPIXが下落すると損失が発生します。
【投資対象別】投資信託の種類
投資信託では、大勢の投資家から集めた資金を国内外のさまざまな金融商品に投資して運用を行います。
投資信託は投資対象によって7種類に分けられます。またその他にも、7種類の投資対象にバランス良く分散投資をするバランス型の投資信託もあります。
金融商品 | 国内 | 海外 |
---|---|---|
株式 | 国内株式に投資 | 海外株式に投資 |
債券 | 国内債券に投資 | 海外債券に投資 |
不動産 | 国内REITに投資 | 海外REITに投資 |
コモディティ | コモディティに投資 |
なお、海外の投資先はさらに先進国と新興国に分けられ、先進国と新興国とでは期待できるリターン(利益)が異なります。
先進国は今後の飛躍的な経済成長は見込めず、大きなリターンは期待できませんが、新興国は高い経済成長が見込めるため、大きなリターンが期待できます。
ただし、新興国は政情不安や通貨の下落などのカントリーリスクを抱えているため、新興国に投資している投資信託はリスクが高くなります。
国内株式
日本の株式を主な投資対象にしている投資信託のことを「国内株式型投資信託」といいます。投資対象が日本の株式であるため、基本的には日経平均株価やTOPIXの値動きに連動します(アクティブファンドは除く)。
また、日本株に投資する場合の平均利回りは年率5%程度なので、国内株式型投資信託も年率5%前後の利回りが期待できます。国内株式型投資信託はミドルリスク・ミドルリターンであると言えるでしょう。
海外株式
外国の株式を主な投資対象としている投資信託のことを「海外株式型投資信託」といいます。海外株式型投資信託は「先進国株式型投資信託」と「新興国株式型投資信託」に分けられ、先進国と新興国の株式を複合している「グローバル株式型投資信託」もあります。
また、海外株式型投資信託は為替レートの変動の影響を受けやすく、為替変動リスクを抱えています。特に新興国株式型投資信託は値動きが激しく、ハイリスク・ハイリターンです。
国内債券
国債や日本企業が発行する社債などの国内債券に投資している投資信託のことを「国内債券型投資信託」といいます。国内債券型投資信託は値動きが安定していることが特徴で、ローリスク・ローリターンの手堅い資産運用を目指す投資家に向いています。
どの投資信託にも元本割れを起こすリスクがありますが、国内債券型投資信託は元本割れのリスクが少なく極めてローリスクです。その反面、高いリターンはほとんど期待できません。
海外債券
海外債券が主な投資対象の投資信託を「海外債券型投資信託」といいます。一般的には「外国債券ファンド」や「外債ファンド」と呼ばれており、国内債券型投資信託とは異なる値動きをします。
外国債券は、国内債券よりも金利が高いことが特徴で、「ハイ・イールド債」は特に利回りが高いです。投資対象が米国ハイ・イールド債の「米国ハイイールド債券ファンド」はハイリターンを目指す投資家に向いています。
国内不動産
国内不動産を投資対象とする投資信託は「国内REIT(J-REIT)」と呼ばれており、国内REITは日本では数少ない会社型投資信託に該当します。通常の不動産投資と比較して少額で不動産投資を始められることが国内REITの魅力です。
国内REITの投資対象は、日本国内の複数の不動産であり、家賃収入から分配金が支払われます。家賃収入が主な収益源であるため、比較的安定した収益が期待できます。
資金不足で不動産投資ができない方でも、国内REITだと手軽に不動産投資を始めることが可能です。
海外不動産
海外不動産を投資対象とする投資信託は「海外REIT」と呼ばれており、国内REITと比べると高い利回りが期待できます。国内REITはオフィスビルが主な投資対象ですが、海外REITはオフィスビルや商業施設、産業施設などあらゆる不動産に投資を行います。
海外REITの魅力としては、手軽に海外不動産投資ができて、高利回りが期待できることでしょう。ただし、手数料は国内REITと比べると高額になるので、手数料の負担についても考慮することが必要です。
コモディティ
コモディティとは商品のことで、原油や貴金属(金・銀・プラチナなど)、穀物(小豆・大豆・小麦など)などを投資対象とする投資信託を「コモディティファンド」といいます。
コモディティファンドはインフレに強いことが特徴です。インフレになるとお金の価値が下がり、金や銀などの実物資産の価値が上がるため、コモディティファンドを購入しておくと高収益が期待できます。
このように、コモディティファンドは分散投資に最適な金融商品であり、資産の一部に組み入れておくとリスクを分散できます。
バランス型
バランス型投資信託(バランス型ファンド)は、これまで説明してきた7種類の投資対象にバランス良く分散投資をしているファンドです。手軽に国際分散投資ができることがバランス型投資信託のメリットであり、リスクを分散して資産運用ができます。
バランス型投資信託は「安定型」「安定成長型」「成長型」の3種類があり、安定型はローリスク・ローリターン、安定成長型はミドルリスク・ミドルリターン、成長型はハイリスク・ハイリターンです。
投資信託ではどのくらいの利回りが期待できるのか知りたい方は、「投資信託の利回りとは?計算方法や目安・平均値はどのくらいか解説!」もぜひ参考にしてください。
https://hedgefund-direct.co.jp/column-live/investment-trust-yield/
【株式含有別】投資信託の種類
投資信託はポートフォリオに株式を組み入れることが可能な「株式投資信託」と、株式を組み入れられない「公社債投資信託」があります。
株式投資信託
株式投資信託(株式投信・株式ファンド)は、投資対象に株式を組み入れることが可能な投資信託です。例えば株式を1単元株のみ組み入れて、残りの資金を債券で運用していても、分類上は株式投資信託になります。
株式投資をするにはある程度の資金が必要になりますが、株式投資信託だと100円~の少額で資産運用ができます。手軽に株で資産運用ができることが株式投資信託のメリットです。
公社債投資信託
公社債投資信託は、株式をポートフォリオに組み入れられない投資信託です。投資対象は国債や社債などの債券が中心で、株式は1株も組み入れることはできません。株式を投資対象から外すことで、リスクを低く抑えた資産運用が可能になります。
なお、日銀のマイナス金利政策などにより公社債投資信託の平均利回りはほとんど0%に近い現状です。
【販売方法別】投資信託の種類
投資信託は販売方法によって「公募ファンド」と「私募ファンド」に分類されます。そして公募ファンドはさらに「単位型」と「追加型」に分けられます。
公募
公募ファンドは広く投資家を募る投資信託で、証券会社や銀行の窓口、インターネットで簡単に購入することが可能です。公募ファンドは購入できるタイミングによって、「単位型(ユニット型)」と「追加型(オープン型)」に分けられます。
単位型
単位型(ユニット型)の公募ファンドは、投資信託が新たに設定される前の「当初募集期間」のみ購入できます。単位型は購入できるタイミングが1回しかないので、最近は追加型(オープン型)が主流です。
追加型
追加型(オープン型)の公募ファンドは、投資信託が新たに設定されてから何度でも購入可能です。運用成績が良い場合はファンドを買い増すことで、さらに利益を増やせる可能性があります。
私募(ヘッジファンド)
私募ファンドは「プライベートファンド」と呼ばれており、購入できる投資家は50人未満に限定されます。一定の資産を有する富裕層など限られた投資家しか購入できず、優秀なファンドマネージャーが運用を担当します。
例えばヘッジファンドなどが私募ファンドに該当し、一般的な投資信託よりも有利な条件で資産運用ができます。
ヘッジファンドについて詳しく知りたい方は「ヘッジファンドとは何か簡単に解説!投資信託との意味の違いは?」をぜひ参考にしてください。
【分配方法別】投資信託の種類
投資信託は分配金の配分方法によって、「分配金受取型」と「分配金再投資型」の2種類に分類されます。
分配金受取型
分配金受取型は、運用に成功した場合に分配金を受け取ることが可能で、分配金は指定しておいた口座に入金されます。投資信託の購入時に「分配金受取」を選択しておくと、分配金を受け取れるようになります。
なお、分配金受取型は定期的に現金を受け取れることがメリットで、再投資による複利効果が得られない点がデメリットです。
分配金再投資型
分配金再投資型は、運用に成功した場合でも分配金を受け取らず、自動的に同じファンドを買い増して再投資します。投資信託の購入時に「分配金再投資」を選択しておくと、自動的に分配金を再投資に回せます。
分配金を再投資することで複利効果の恩恵が受けられ、資産をさらに増やせることがメリットです。一方で、分配金は基本的に再投資されてしまうため、ファンドによっては受け取れない点がデメリットです。
【換金方法別】投資信託の種類
投資信託は換金方法によって、オープンエンド型投資信託とクローズドエンド型投資信託の2種類に分類できます。
オープンエンド型
オープンエンド型投資信託は、いつでも換金できるのが特徴です。国内で販売されている投資信託のほとんどはオープンエンド型です。なお、換金する場合の金額は換金時の基準価額になります。
ただし、実際に換金されるまでには申し込んでから1週間程度かかり、すぐに現金化できないことには注意しましょう。
クローズドエンド型
クローズドエンド型投資信託は、基本的には中途解約ができないことが特徴です。例えば、REIT(不動産投資信託)やETF(上場投資信託)などがクローズドエンド型投資信託に該当します。
REITやETFは取引所で取引が行われているため、買い手がいれば売却することは可能です。ただし、買い手がいなければすぐに売却することはできません。
投資信託の種類が多すぎて選べない方はヘッジファンドがおすすめ
ここまで見てきた通り、投資信託には大きく分けて7種類あります。投資先の金融商品の違いや国の違いにより、商品の性質はさまざまです。「投資信託は種類が多すぎて何を選べば良いのかわからない」と迷っている方も少なくありません。
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