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資産運用とは?投資種類の比較一覧!運用方法ごとの商品特徴をわかりやすく簡単に解説!
資産運用とは?意味をわかりやすく簡単に解説
資産運用とは、自分が現在持っている資産を運用して増やすことを指します。資産運用は、元本を減らさずに貯めることに主眼を置く「貯蓄」と、多少のリスクをとっても積極的に増やすことを目指す「投資」に分類できます。
「貯蓄」の代表は預貯金であり、元本保証、固定金利が特徴で、確実性という意味では安心できる金融商品と言えます。
代表格とも言える定期預貯金の金利は、1974年時点では年利8%にも達し、10年で約2倍に増えた時代もありました。しかしその後金利は増減を繰り返し、現在は0.001%という超低金利で、預貯金ではお金はほとんど増えない状況が続いています。
一方で金融庁が「老後は2,000万円程度の貯蓄が必要」と問題提起したことで今ある預貯金や年金だけでは将来に不安を感じる人も増えました。
その結果、若者の間でも「投資」に関心を示し、実行する人が増えています。今後資産運用をするにあたっては、貯蓄と投資のバランスを考えて運用していくことが大切になります。
※前提として、まずは資産を増やすにはどうすれば良いのか知りたい方は「【資産の増やし方】資産形成の方程式から要素分解して解説!」をご覧ください。
資産運用方法や投資種類の比較一覧
ローリスクローリターンの金融商品
投資種類 | 債券 | 定額保険 | 預貯金 | ETF | つみたてNISA | iDeCo | コモデティ投資 | アンティークコイン |
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魅力 | ・銀行の定期預金よりも高い利回り
・価格変動が激しくない |
・所得税や住民税の節税効果がある
・定期預金より利回りが高い |
・国内の定期預金よりも高金利
・為替差益も期待できる |
・個別銘柄に詳しくなくても投資できる
・リスク分散対策になる |
・節税しながら資産運用ができる
・節税効果は20年間に及ぶ |
・掛金や受取金に対する税制優遇制度が手厚い
・手数料が低い |
・分散投資の対象に適している
・インフレに強い |
・維持管理が容易である
・分散投資の対象に適している |
リスク | ・発行元の信用リスクがある
・売却するタイミングによっては利益が減少する |
・途中解約すると元本割れの可能性
・為替リスクがある |
・払戻し時は手数料がかかる
・預金保険制度の対象外 |
・価格変動リスクがある
・元本が保証されない |
・価格変動リスクがある
・年間の投資額が40万円までと限られる |
・農業者年金加入者や国民年金保険料免除者は加入できない
・途中換金できない |
利息や配当金が発生せず運用益が少ない | ・情報収集が難しい
・価格変動が緩やかで運用益は小さい |
向いている人 | 大きな損失を出さずに安定的な収入を得たい人 | 資産運用に不慣れな人や長期加入できる人 | 払い戻しのタイミングを図るため余裕資金で預け入れできる人 | 指数に連動したリスクを抑えた運用がしたい人 | ・節税対策をしたい人
・自分で老後資金を作りたい人 |
公的年金の補助として年金対策をしたい人 | いつでも気軽に換金できる資産がほしい人 | 気長に待つ投資スタイルができる人 |
ミドルリスクミドルリターンの金融商品
投資種類 | 株式投資 | 投資信託 | 不動産投資 | J-REIT | ソーシャルレンディング | ロボアドバイザー | ヘッジファンド |
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魅力 | ・期待できる利益が大きい
・投資方法に多様性がある |
・少額の資金から分散投資できる
・運用をプロに任せられる |
・不労所得を実現できる
・相続税評価額の引き下げによる節税効果がある |
・不動産より流動性が高く換金がしやすい
・安定して高利回りが期待できる |
・まとまった資金がなくても始めやすい
・運用に手間がかからない |
投資の経験や専門知識がなくても資産運用ができる | ・投資のプロが運用してくれる
・市況に左右されずに利益を得られる |
リスク | ・価格変動リスクが大きい
・知識や経験が必要 |
・手数料が発生する
・元本が保証されない |
・流動性が低い
・ローンが返済できない恐れがある |
・市況や税制などの影響が大きい
・自然災害リスクや金利変動リスクがある |
・満期まで資金を引き出せない
・デフォルトの恐れがある |
・元本割れを起こして損失を被る恐れがある | ・投資コストが大きくまとまった資産が必要 |
向いている人 | リスク許容度や情報収集力が高い人 | 少額からでも分散投資をしておきたい人 | ・長期で安定した収入を得たい人
・節税対策をしたい人 |
・少額から間接的に不動産に投資したい人
・不動産のプロに運用を任せたい人 |
少額からでも手間なく着実に資産を増やしたい人 | 人間ではなくAIに全てを任せて資産運用をしたい人 | 市況に左右されずに高い利回りを追求したい人 |
ハイリスクハイリターンの金融商品
投資種類 | 変額保険 | 信用取引 | 先物取引 | FX | 仮想通貨・暗号資産 |
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魅力 | 解約時の返戻金や満期保険金を大きく増やせる可能性がある | ・担保の数倍の取引ができる
・下げ局面で売りから入って買い戻すことも可 |
・価格変動リスクを調整できる
・価格が思惑通りに推移すれば利益が大きい |
・最大25倍までレバレッジ効果をかけられる
・相場の上下どちらの局面でも利益を狙える |
・決済手段としても利用できる
・ボラティリティが非常に大きい |
リスク | 運用に失敗すると返戻金や満期保険金が減額する恐れがある | 担保価値が目減りすると、取引制限や担保追加を求められることもある | ・価格が思惑と逆に動くと損失が発生
・損失が証拠金を上回ることもある |
・追証を繰り返すと大損するリスクがある
・市況が予測しにくい |
・巨額の損を被るリスクがある
・サイバー攻撃等で通貨が消失するリスクがある |
向いている人 | ・積極的に返戻金や保険金を増やしたい人
・保険料を低く抑えたい人 |
リスク許容度が極めて高く情報収集力がある人 | 為替や株式など価格変動が著しい商品に興味がある人 | 「投機」として少額の資金で大きな取引をしたい人 | 投機としてギャンブルとして一攫千金を狙いたい人 |
資産運用方法や投資の種類|ローリスクローリターンの商品特徴(魅力やリスク)を紹介
債券(国債・社債など)
魅力 | 銀行の定期預金よりも高い利回り、価格変動が激しくない |
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リスク | 発行元の信用リスクがある、売却するタイミングによっては利益が減少する |
向いている人 | 大きな損失を出さずに安定的な収入を得たい人 |
債券とは、国や政府、地方公共団体などが、一般の投資家から利子付きで借り入れる金融商品です。銀行の定期預金よりも高い利回りで運用でき、価格変動が激しくないという魅力があります。
中でも国債は、国が発行する債券であるため極めてリスクが低いです。年利0.05%の最低金利保証が付いており、銀行の定期預金よりも高い利回りで運用できるほか、利息は年2回受け取ることができます。
一方で社債は一般企業が発行する債券で、国債と比較すると発行元企業の信用リスクがあります。しかし株式のように価格変動は激しくなく、国債よりも高い利息が期待できるほか、満期まで保有すると利息が加算されて返済されます。
どちらも満期前に売却することもできますが、国債の場合は中途換金すると直前2回分の利息が差し引かれることに注意しましょう。また解約タイミングによっては利益が減少してしまうこともあります。
債券(国債や社債)は、定年退職された方などリスク許容度が低い(大損失を出せない)人や、安定的な収入を得たい人に適した金融商品と言えるでしょう。
国債投資について詳しく知りたい方は「国債投資とは?メリットやデメリット・リスク、期待利回りをわかりやすく紹介!」をぜひ参考にしてください。
保険(定額保険)
魅力 | 所得税や住民税の節税効果がある、定期預金より利回りが高い |
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リスク | 途中解約すると元本割れの可能性、為替リスクがある |
向いている人 | 資産運用に不慣れな人や長期加入できる人 |
保険とは、さまざまな不測の事態に備えるために導入されている相互扶助の制度です。生命保険や年金保険などに代表される第一分野、自動車事故や火災などの損害、災害を対象にした第二分野、医療や傷害、賠償責任などに備える第三分野に分類されています。
また一定期間以上加入することで、払い込んだ保険料以上の金額を受け取ることができ、運用益が解約時の返戻金や満期保険金に上乗せされる保険もあります。
保険は資産運用の初心者でも始めやすく、所得税や住民税の節税効果もあり、定期預金より高い利回りが期待できます。その反面、長期加入が原則で、途中解約すると元本割れする可能性や、商品によっては為替リスクがあることに注意が必要です。
そのため保険は、資産運用に不慣れな人や長期加入が可能な人に適した投資商品と言えるでしょう。
なお、生命保険には定額保険と変額保険があります。両者を比べると定額保険はローリスク・ローリターンで、変額保険はハイリスク・ハイリターンです。
定額保険は毎月支払う保険料は割高ですが、解約時の返戻金や満期保険金は契約時に定めた金額が受け取れます。変額保険はリスクを覚悟で積極的に資産を増やしたい方に向いており、詳細については後で詳しく説明します。
預貯金(外貨預金)
魅力 | 国内の定期預金よりも高金利、為替差益も期待できる |
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リスク | 払戻し時は手数料がかかる、預金保険制度の対象外 |
向いている人 | 払い戻しのタイミングを図るため余裕資金で預け入れできる人 |
外貨預金とは、円を外国の通貨に交換して預け入れる預金のことです。払戻時の為替レートが預入時よりも円安であれば、為替差益が期待できます。
逆に、払戻時の為替レートが預入時よりも円高であれば、為替差損が発生します。また払戻し時は手数料がかかることや、預金保険制度の対象外であることに注意が必要です。
できるだけ為替リスクを抑えるためには、複数の通貨に分散して預け入れたり、何回かタイミングを分けて預け入れることが大切です。
外貨預金は、払戻しのタイミングを図れるため余裕資金で預け入れできる人に向いている投資商品と言えるでしょう。
ETF(上場投資信託)
魅力 | 個別銘柄に詳しくなくても投資できる、リスク分散対策になる |
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リスク | 価格変動リスクがある、元本が保証されない |
向いている人 | 指数に連動したリスクを抑えた運用がしたい人 |
ETFとは、日経平均やTOPIXのような指数に連動し、リスク分散しながら簡単に投資することができる投資商品です。投資信託自体が上場しているので、売買制限がなくいつでも売買できるほか、手数料も低めに設定されています。
また、国内と比較して種類が圧倒的に多い海外ETFも注目されています。海外ETFは、株式ETFや債券ETF、商品ETFや不動産ETFなどの商品ごと、あるいは先進国や新興国といった区分ごとに購入することも可能です。
さらにETFは一般の投資信託と同様、個別銘柄にはそれほど詳しくなくても、運用をプロに任せて指数に連動した投資がしたい人に適した投資商品です。ただし価格変動リスクがあり、元本保証ではないことには注意しましょう。
ETFは、指数に連動したリスクを抑えた運用がしたい人におすすめできる商品です。
つみたてNISA(公募株式投資信託など)
魅力 | 節税しながら資産運用ができる、節税効果は20年間に及ぶ |
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リスク | 価格変動リスクがある、年間の投資額が40万円までと限られる |
向いている人 | 節税対策をしたい人、自分で老後資金を作りたい人 |
つみたてNISAとは、節税しながら資産運用ができる国が整備した非課税制度です。つみたてNISAの制度を利用して資産運用すると、最長20年間、資産運用で得られた利益が非課税になります。
非課税投資枠は年間40万円で、20年間だと最大800万円の利益が非課税になるので、つみたてNISAは節税対策として非常に有効です。なお、つみたてNISAで資産運用ができる金融商品は一定の基準を満たしている公募株式投資信託とETFに限定されます。
つみたてNISAの対象になる公募株式投資信託は、ポートフォリオに株式を組み込んだ投資信託です。そのため、株式が値下がりすると元本割れを起こすリスクがあります。
価格変動リスクはありますが、節税対策をしたい方や老後資金を作りたい方につみたてNISAは向いています。
iDeCo(個人型確定拠出年金)
魅力 | 掛金や受取金に対する税制優遇制度が手厚い、手数料が低い |
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リスク | 農業者年金加入者や国民年金保険料免除者は加入できない、途中換金できない |
向いている人 | 公的年金の補助として年金対策をしたい人 |
iDeCoとは、自分で運用商品を選んで毎月一定額を拠出し、60歳以降に年金または一時金として受け取る私的年金制度の1つです。掛け金の上限額は加入者の属性により異なり、下限額は毎月5千円からとなっています。
iDeCoには、元本が確保されるよう定期預金や保険を主な運用対象とする「安定志向型」と、元本が増えるよう投資信託を主な運用対象とする「アクティブ型」があります。
最大のメリットは何と言っても税制優遇制度にあり、掛金は全額所得控除され、運用益は非課税になり、受取金は退職所得や公的年金と同様の扱いになります。また手数料が低く設定されているのも特徴です。
なお、農業者年金加入者や国民年金保険料を免除されている人は加入できず、中途解約もできません。
iDeCoは、公的年金の補助として年金対策をしたい人に適した投資商品と言えるでしょう。
コモデティ投資(金・原油・穀物など)
魅力 | 分散投資の対象に適している、インフレに強い |
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リスク | 利息や配当金が発生せず運用益が少ない |
向いている人 | いつでも気軽に換金できる資産がほしい人 |
コモディティ投資とは、金などの貴金属、原油などのエネルギー、大豆などの穀物といった商品に投資することです。
従来は商品ファンドに投資するなど方法が限られていましたが、最近はコモディティ投資信託も登場し、個人でもコモディティ投資がしやすい環境になりました。
投資対象商品はさまざまですが、中でも金の価格は株価と反対に動きやすいことから、分散投資の対象として、あるいはインフレに強い安全資産としても注目されます。
その反面、商品自体に価値があるという性質上、ただ保有し続けても利息や配当金などは発生せず、運用益の少ない投資対象とも言えます。
コモディティ投資は、いつでも気軽に換金できる資産がほしい人に適していると言えるでしょう。
また、金投資について詳しく知りたい方は「金投資はおすすめしない?純金積立などの運用方法のメリット・デメリットを紹介!」もぜひ参考にしてください。
アンティークコイン
魅力 | 維持管理が容易である、分散投資の対象に適している |
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リスク | 情報収集が難しい、価格変動が緩やかで運用益は小さい |
向いている人 | 気長に待つ投資スタイルができる人 |
アンティークコインとは、1900年代頃までに各国で発行された金貨、銀貨などのコインのことです。日本では未だ馴染みのある投資商品とは言えませんが、海外では投資商品の1つとして確固たる地位を築いています。
アンティークコインの価値は、今後数が減ることはあっても増えることはない、コインそのものの希少性にあります。希少性の高いコインはコレクターの羨望の的で、需要の高まりに応じて価格が上昇し続けるという仕組みです。
またアンティークコインは維持管理が容易であり、相場も金融商品等とは関連性が希薄なことから、分散投資にも適した投資商品と言えます。
ただしその反面、情報収集が難しく、また価格変動は緩やかなので所有していても期待できる運用益は小さいでしょう。
アンティークコインは、「購入後数年間は保有して売却機会を探す」と気長に待つ投資スタイルができる方におすすめの投資商品と言えるでしょう。
資産運用方法や投資の種類|ミドルリスクミドルリターンの商品特徴(魅力やリスク)を紹介
株式投資
魅力 | 期待できる利益が大きい、投資方法に多様性がある |
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リスク | 価格変動リスクが大きい、知識や経験が必要 |
向いている人 | リスク許容度や情報収集力が高い人 |
株式投資とは、株式を売買することで得られる売買差益や、一定期間保有することで得られる配当金を利益とする投資方法です。
株式投資の最大の魅力は、利益の大きさと投資方法の多様性にあります。例えば株価が安いときに購入し、株価が買値を上回ったときに売却して差益を得る順張りのほか、株価が高過ぎると判断した時に売却し、株価が下がった時点で買い戻して利益を得る空売りという方法もあります。
また、株式には信用取引という選択肢もあります。信用取引とは、現金や株式を担保として証券会社に預けて置くことで、実際には預けた担保の評価額の数倍まで売買できる投資方法のことです。リスクも大きい反面、タイミングによっては得られる利益も倍増します。
株式投資は、リスク許容度や情報収集力が高い人に向いていると言えるでしょう。
投資信託
魅力 | 少額の資金から分散投資できる、運用をプロに任せられる |
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リスク | 手数料が発生する、元本が保証されない |
向いている人 | 少額からでも分散投資をしておきたい人 |
投資信託とは、投資した資産を数種類の金融商品に分散投資する投資手法です。運用をプロにお任せできるので、知識の浅い方でも比較的安心して始められます。
仕組みとしては、販売会社が不特定多数の投資家から資金を集め、運用会社が商品ごとの運用方針に基づいてさまざまな株式や債券に投資し、その運用によって得られた成果を投資家の投資額に応じて配分していきます。
投資信託の魅力は、少額の資金から分散投資でき、運用をプロに任せられることです。その反面、取引手数料が発生したり、元本が保証されないことには注意が必用です。
そのため投資信託は、少額からでも分散投資をしたい人におすすめの金融商品であると言えます。
投資信託についてさらに詳しく知りたい方は「【投資信託とは何か】仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく簡単に説明!」もぜひ参考にしてください。
不動産投資
魅力 | 不労所得を実現できる、相続税評価額の引き下げによる節税効果がある |
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リスク | 流動性が低い、ローンが返済できない恐れがある |
向いている人 | 長期で安定した収入を得たい人、節税対策をしたい人 |
不動産投資とは、駐車場やアパート、マンションなどの不動産を購入して運用する手法です。安定した家賃収入を得ることで将来の不労所得を実現し、年金の不足分を補うことなどを目的とします。
また貸家建付地評価減や貸家評価減などの特例を利用することで、相続税評価額を引き下げることによる節税効果も期待できます。
その反面、流動性が低く長期保有が前提となるため、物件によっては空室リスクや家賃滞納リスク、家賃下落リスクや不動産価値下落リスク、金利上昇リスクなどもあり、ローン返済ができなくなる恐れがあることも考慮しなければなりません。
不動産投資は、長期で安定した収入を得たい人や節税対策をしたい人に人気のある投資商品です。
J-REIT(不動産投資信託)
魅力 | 不動産より流動性が高く換金がしやすい、安定して高利回りが期待できる |
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リスク | 市況や税制などの影響が大きい、自然災害リスクや金利変動リスクがある |
向いている人 | 少額から間接的に不動産に投資したい人、不動産のプロに運用を任せたい人 |
J-REIT(不動産投資信託)とは、投資家から広く資金を集めて不動産へ投資し、得られる家賃収入や不動産の売買益を投資家に還元する投資商品です。
株式と同じように証券市場に上場しているため、実物の不動産を保有する場合と異なり、流動性が高く換金がしやすいことも特徴です。さらに、集まった豊富な資金をもとに多くの物件を所有していることから、安定して高い利回りが見込めます。
その反面、不動産市況の影響や不動産に関わる法律・税制の変更による影響を受けたり、自然災害や金利変動リスクなども想定されます。
J-REITは、少額からでも間接的に不動産投資したい人や、不動産のプロに運用を任せたい個人投資家に適した投資商品と言えます。
ソーシャルレンディング
魅力 | まとまった資金がなくても始めやすい、運用に手間がかからない |
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リスク | 満期まで資金を引き出せない、デフォルトの恐れがある |
向いている人 | 少額からでも手間なく着実に資産を増やしたい人 |
ソーシャルレンディングとは、資金を運用したい投資家と資金を借りたい企業のニーズを仲介したサービスのことです。一般的には、Webサイト上で資金を運用したい個人から小口の資金を広く集めて、資金を借りたい事業者に融資します。
多くの場合は1万円程度から投資でき、まとまった資金がなくても始めやすいのがメリットです。また、運用に手間が掛からないことも魅力の投資商品と言えるでしょう。
その反面、融資という運用方法の性質上、満期まで資金を引き出すことはできません。また経営破綻によるデフォルトの可能性もあり、万一の場合にも損失を最小限に抑えられるよう、分散投資を心掛けておく必要があるでしょう。
ソーシャルレンディングは、少額からでも手間なく着実に資産を増やしたい人に適した投資商品と言えるでしょう。
ロボアドバイザー
魅力 | 投資の経験や専門知識がなくても資産運用ができる |
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リスク | 元本割れを起こして損失を被る恐れがある |
向いている人 | 人間ではなくAIに全てを任せて資産運用をしたい人 |
ロボアドバイザーは、人間に代わってAIが資産運用の代行や助言をする金融サービスです。投資家の要望に沿った最適なポートフォリオをAIが作成してくれるので、投資の経験や専門知識がなくても資産運用ができます。
投資家は資産運用の全てをAIに任せられる点はメリットですが、ご自身の投資の勉強にはなりにくいので、投資の勉強をしながら資産運用をしたい人には不向きです。また、AIは全知全能ではないため、AIの予想が外れると元本割れを起こして損失を被るリスクがあります。
ロボアドバイザーは、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談せずに資産運用をしたい人に向いており、人間ではなくAIに全てを任せたい人には最適でしょう。
ヘッジファンド
魅力 | 投資のプロが運用してくれる、市況に左右されずに利益を得られる |
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リスク | 投資コストが大きくまとまった資産が必要 |
向いている人 | 市況に左右されずに高い利回りを追求したい人 |
ヘッジファンドとは、株式をはじめとする多くの金融商品に分散投資するファンドのことです。
ヘッジファンドでは、レバレッジを活用したり信用売りをするなど、投資のプロがあらゆる投資手法を組み合わせて資産運用します。運用リスクをヘッジしながら、市況に左右されずに利益を得られるのが魅力です。
ただし投資コストが大きく、必要な金額は最低でも数千万円〜と高額なケースが多いです。そのため、どちらかというと富裕層向けの投資方法になります。それでも、近年では小口化したヘッジファンドも出現し始めており、個人でも投資しやすい環境が整ってきています。
ヘッジファンドは、市況に左右されず高い利回りを追求したい人におすすめの資産運用方法である言えます。
ヘッジファンドについて詳しく知りたい方は「ヘッジファンドとは何か簡単に解説!投資信託との意味の違いは?」もぜひ参考にしてください。
資産運用方法や投資の種類|ハイリスクハイリターンの商品特徴(魅力やリスク)を紹介
保険(変額保険)
魅力 | 解約時の返戻金や満期保険金を大きく増やせる可能性がある |
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リスク | 運用に失敗すると損失を被る恐れがある |
向いている人 | 積極的に返戻金や保険金を増やしたい人、保険料を低く抑えたい人 |
変額保険は、解約時の返戻金や満期保険金が運用の結果に応じて変動する保険です。運用の結果が良ければ返戻金や満期保険金を増やせる可能性があり、定額保険よりも手厚い保障が受けられます。
ただし、運用に失敗すると返戻金や満期保険金が減額することがあり、損失を被る恐れがあります。なお、死亡保障には最低利率が設定されており、万が一運用に失敗した場合でも、一定額の保険金は支給されます。
変額保険は、リスクを取っても積極的に返戻金や保険金を増やしたい方に向いており、将来に備えながら資産運用をしたい方にとっては最適な保険商品です。なお、変額保険は毎月の保険料は低く抑えられており、保険料を安くしたい方にも向いています。
信用取引
魅力 | 担保の数倍の取引ができる、下げ局面で売りから入って買い戻すことも可 |
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リスク | 担保価値が目減りすると、取引制限や担保追加を求められることもある |
向いている人 | リスク許容度が極めて高く情報収集力がある人 |
信用取引とは、現金や株券などの有価証券を担保として差入れ、担保の数倍の現金や株券を証券会社から借りて売買する取引のことです。
取引所の基準を満たした銘柄だけを対象とする「制度信用取引」と、投資家と証券会社で契約を結ぶ「一般信用取引」の2種類があります。
また取引方法としては、お金を借りて株式を買付ける信用買いと、株券を借りて株式を売却する信用売りの2種類があります。いずれも担保の数倍の取引ができることから、大きな利益が期待できる反面、損失額も大きくなることに注意が必要です。
なお株価が下落し担保価値が目減りすると、取引が制限されたり担保の追加を求められるほか、決められた期日までに取引を一巡させなければならないこともあります。
そのため信用取引は、リスク許容度が極めて高い人に向いている投資手法と言えるでしょう。
先物取引
魅力 | 価格変動リスクを調整できる、価格が思惑通りに推移すれば利益が大きい |
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リスク | 価格が思惑と逆に動くと損失が発生、損失が証拠金を上回ることもある |
向いている人 | 為替や株式など価格変動が著しい商品に興味がある人 |
先物取引とは、前もって特定の商品の価格や数量などを決めておき、将来約束した日が到来した時点で実際に売買を行う取引です。
例えば商品を購入するに当たり、現時点で約束した価格よりも、将来の約束日の価格が値上がりしていれば、時価より割安に購入できることになります。逆に将来の約束日の価格が値下がりしていれば、現時点で約束した割高の価格で購入せざるを得ないことになります。
つまり、約束した価格と将来的に取引したときの時価の差額が損益になり、価格が思惑通りに推移すれば利益が大きく、思惑と反対に推移すると損失が大きくなります。将来の売買について現時点で約束しておけることから、価格変動リスクを事前調整できるのが魅力です。
先物取引は、為替や株式など価格変動が著しい商品に興味がある人にはおすすめです。
FX
魅力 | 最大25倍までレバレッジ効果をかけられる、相場の上下どちらの局面でも利益を狙える |
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リスク | 追証を繰り返すと大損するリスクがある、市況が予測しにくい |
向いている人 | 「投機」として少額の資金で大きな取引をしたい人 |
FX(外国為替取引)とは、外国の為替を利用した売買で利益を得る投資手法を言います。
為替レートは常に変動しており、通貨の人気が高い場合は値上がりし、人気が低い場合は値下がりします。FXは、この為替レートと呼ばれる世界各国の通貨の交換レートの変動を利用した取引です。
例えば、1ドル110円のときに1,100,000円を換金することで10,000ドルを得られますが、これを後日1ドル120円のときに円に換金することで1,200,000円を得ることができ、10万円の利益となります。
しかもFXは、取引証拠金を入金すると最大25倍まで取引することができ、レバレッジ効果が絶大です。また円安や円高など、どのような相場の状況においても利益を狙える投資手法です。
一方で、レバレッジをかけることで実際の資産以上の額を運用するので、大損して借金に追い込まれるリスクもあります。また外貨は市況が予測しにくいため、安定した運用を希望する方には向いていないでしょう。
FXは、少額の資金で大きな取引をしたい人に向いています。ただし、投資というよりはむしろ「投機」に近い投資商品とも言えるでしょう。
仮想通貨・暗号資産
魅力 | 決済手段としても利用できる、ボラティリティが非常に大きい |
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リスク | 巨額の損を被るリスクがある、サイバー攻撃等で通貨が消失するリスクがある |
向いている人 | 投機としてギャンブルとして一攫千金を狙いたい人 |
仮想通貨(暗号資産)とは、インターネット上で誰もが使えて譲渡もできるデジタル通貨(資産)のことです。インターネット上だけではなく、通貨として決済できる実店舗も増え始めています。
一般的に円やドルなどの通過は、国家が発行して発行元の政府や中央銀行がその価値を保証しています。一方で仮想通貨は、ブロックチェーンと呼ばれる技術を活用しており、売買取引の情報などは、ネットワークの中で不特定多数の端末に分散して記録・共有されていることから、改ざんは困難とされています。
仮想通貨(暗号資産)は、相場変動(ボラティリティ)が非常に大きいことが最大の特徴で、この価格変動を利用し、短期間で巨利を得られる可能性もある反面、巨額の損を被るリスクや、サイバー攻撃等により通貨が消失するリスクも否定できません。
仮想通貨(暗号資産)は投資というよりは投機に近く、ギャンブルとして一攫千金を狙いたい人に適していると言えでしょう。
また、資産運用の始め方が知りたい方は「資産運用の始め方や投資をするまでの流れ!始める前に必要な心構えも紹介!」もご覧ください。
資産運用するメリット
資産を増やすことができる
資産運用のメリットは、自己資産を増やせることです。
貯蓄型の金融商品は、元本が保証されている反面、ほとんど資産を増やすことは望めない状況が続いています。一方で投資型の金融商品であれば、運用成果の保証はないものの、長期、分散、積み立てを基本に運用することで、安定的なリターンが期待できます。
また、iDeCoやNISAなど税制面で有利になる金融商品が創設されたり、金融機関に対して顧客本位の業務運営を行うように行政指導が入るなど、投資環境が整ってきていると言えます。
なお、資産運用はある程度まとまったお金ができたら始めようと考える方が多いです。まとまったお金の運用方法が知りたい方は「まとまったお金の運用方法!おすすめの投資先・預け先を紹介!」をぜひ参考にしてください。
支出を見直す良い機会になる
資産運用を始めることには、日常の支出を見直す良い機会になるというメリットもあります。
資産運用を始めるためには、そのための原資が必要です。そこで贅沢な生活はやめ、できる限り無駄な出費を抑えるようにしましょう。見直すべき支出としては娯楽代や食費のほかにも、毎月の携帯料金や生命保険料、ATMの手数料なども対象です。
このように原資を作り出す意識で生活していれば、日常の支出を見直す機会になるだけでなく、削減した無駄な支出を投資の元手に回すことで、さらに投資効果を高めることもできます。
初心者におすすめの資産運用が知りたい方は「おすすめの資産運用は?初心者に向いている投資7選を紹介!」もぜひ参考にしてください。
資産運用するデメリット
元本割れをして損をする可能性がある
資産運用をすると、元本割れのリスクが伴います。リスクとリターンは表裏一体であり、リターンを得るための投資には、当然それに見合ったリスクも伴います。
もちろん、長期、分散、積み立て投資に徹することである程度のリスクを低減させることはできますが、完全になくすことはできません。
そのため資産運用をする上では、増減する評価額に一喜一憂するのではなく、最終的にトータルでリターンを得られれば良いという落ち着いたマインドでいることを心掛けましょう。
知識を習得する時間が体力が必要になる
資産運用でリターンを得るためには、自分で投資商品に対する知識を習得する時間や体力が必要です。この点において、資産運用は短期的にリターンを狙う「投機」とは大きく異なります。
また、習得した知識をもとに実際に資産運用をすることで学べることも多いです。これらの金融知識は生きていく上で必要なので、自分で学んでいく姿勢が大切です。
途中で換金できないものもある
資産運用をすると、預けている資産を途中で換金できないケースがあります。
例えば株式や投資信託であれば、タイミングによって資産価値が下落している可能性があるとは言え、換金することは可能です。しかし保険やiDeCoなど、購入する金融商品によっては途中で換金できないものもあることに注意が必用です。
繰り返しになりますが、資産運用には知識や経験だけでなく、長い時間が必要です。資産運用は余剰資金で行うようにし、できるだけ途中換金は控えるよう心掛けましょう。
また資産運用には、当然リスクが伴います。資産運用でよくある失敗例についても知りたい方は「資産運用によくある失敗例や失敗談!借金など失敗しないためのポイント紹介!」も参考にしてください。
資産運用をする上での注意点
運用目的を定めてから行う
資産運用をする際は、運用目的を明確に定めたうえで行うことが大切です。ただ漠然とお金を増やしたいという理由で、FXや仮想通貨などのギャンブル的要素があるハイリスク・ハイリターンの投資に手を出すと、大損する恐れがあります。
資産運用の目的を定める際は、「子供の教育資金のために5年後までに500万円が必要」など、目的と目標金額、期限を明確に定めるようにします。そうすることで、数ある資産運用の方法の中でどれが最適なのかが自ずとわかるようになります。
例えば、老後資金のために10年後に1,000万円が必要な場合だと定期預金やつみたてNISAが向いており、リスク許容度に応じて投資信託やJ-REITなども検討すると良いでしょう。
必ず余剰資金で行う
資産運用は必ず余剰資金で行い、生活資金を資産運用に回さないようにすることが大切です。その理由は、資産運用をすると確実にお金を増やせるという保証はなく、当然損をしてしまう恐れがあるためです。
生活資金を資産運用に回して運用に失敗すると、資産が減少するだけでなく生活が困窮してしまうことがあります。また、不動産投資などの流動性が低い資産運用だと現金化に時間がかかり、現金が必要な時に現金がないという事態に陥ってしまいます。
生活資金は家族構成やライフスタイルによって違いがありますが、最低でも毎月の生活費の6カ月分は確保しておきましょう。生活資金を確保しておくことで、安定した精神状態で資産運用に臨めます。
長期・分散・積立を心がける
資産運用をする際は長期・分散・積立を心がけることが大切です。長期投資・積立投資をすると複利効果の恩恵が受けられ、資産を大きく増やせる可能性が高まります。また、分散投資をすることでリスクヘッジができ、大切な資産をさまざまなリスクから守れます。
なお、複利効果の恩恵を受けるには利益を再投資することが必要であり、運用の途中でお金を引き出さないようにします。そうすることで利息が利息を生み、雪だるま式に資産を増やせます。
また、分散投資とは複数の金融商品に分散して投資をすることで、リスクを分散することをいいます。分散投資をすると、ある資産運用で損失が発生した場合でも、他の資産運用の利益で損失の穴埋めができる可能性があります。
資産運用が向いている人の特徴
「貯金をしても利息はほとんどつかないから何か始めたい」と思っている人は資産運用が向いています。資産運用の方法はさまざまですが、いずれも預貯金よりも高い利回りが期待でき、資産を増やせる可能性があります。
「老後2,000万円問題」などで将来の年金や退職金に不安を感じている人や、相続対策をしたい人も資産運用が向いており、老後の不安を払拭することに貢献します。老後資金準備のために資産運用を検討している人は、なるべく早く始めることをおすすめします。
資産運用が向いていない人の特徴
お金に関する将来的な不安が特にない人は、資産運用は向いていません。このような人は低金利で資産を増やせる可能性がほとんどなくても、銀行預金や郵便貯金などが向いています。
また、損をするというリスクを取りたくない人も資産運用は向いていません。資産運用をすると資産を増やせる可能性はありますが、損失のリスクをゼロにすることは不可能です。資産を増やすにはリスクを許容しなければならず、ノーリスクの金融商品はありません。
資産運用でリスクを抑えながら利益獲得を目指したい方は?
ここまで見てきた通り、資産運用は株式から投資信託、不動産とかなり多くの種類があります。投資経験や知識、保有する資産によって適した商品は人それぞれです。
「余剰資金が1,000万円以上あるが、どの投資商品を買えば良いのかよくわからない」という方は、ぜひヘッジファンドダイレクトにご相談ください。
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