カルマーレシオとは

概要(ひと言で)

カルマーレシオとは年率リターンを、最大ドローダウン(最大下落率)で割った指標。
「どれだけ増えたか」を「どれだけ深く沈んだか」で評価し、下落局面の痛み(最大の沈み込み)に対するリターン効率を表す。

何を測る指標か(実務的な意味)

カルマーレシオは、運用のリスクを「日々のブレ(ボラティリティ)」ではなく、投資家が最も体感しやすい**最大ドローダウン(ピークからボトムまでの最大下落)**で捉える。
したがって、大きな急落を経験しやすい運用や、損失回復に時間を要する運用を相対的に厳しく評価しやすい。

定義(代表的な計算式)

一般的には以下で定義される。

Calmar Ratio = 年率リターン(CAGR) ÷ |最大ドローダウン|

  • 年率リターン(CAGR):一定期間の複利成長率(Compound Annual Growth Rate)
  • 最大ドローダウン(MDD):評価期間内での「過去最高値→最安値」の最大下落率

※業界実務では「過去36か月(3年)」など、評価期間を固定して算出するケースも多い。

解釈の目安(読み方)

数値が大きいほど、同じ下落痛に対してリターン効率が良い。

  • 1.0最大ドローダウン(%)と同程度の年率リターンを稼いだイメージ
  • 0.5最大ドローダウンの半分程度の年率リターン
  • 0.3未満:沈み込みの割にリターンが小さい可能性(要追加検証)

※「良い/悪い」の閾値は、戦略(株式型、トレンド、クレジット等)や相場環境で変わるため、同種戦略間比較が基本。

似た指標との違い(混同しやすい点)

そのため、平常時は滑らかだが、たまに大きく崩れる運用は、シャープが良く見えてもカルマーが低く出やすい。

使いどころ(どういう比較に向くか)

  • 下落耐性や損失回復の観点を重視したいとき(投資家の体感に近い)
  • 「同じ年率でも、より浅いドローダウンの運用」を選別したいとき
  • ヘッジファンド、オルタナティブ、絶対収益型の比較指標として補助的に使うと有効

注意点(落とし穴)

  1. “1回の大きな下落”に強く左右される
    期間内に一度大きく落ちると急に悪化する。
    → 実務ではローリング(移動窓)3年など複数期間で併用するのが一般的。
  2. 運用歴が短いと過大評価されやすい
    危機局面を未経験だと最大ドローダウンが小さく出るため、カルマーが高く見えることがある。
    相場局面(危機を含むか)と運用年数を必ず確認。
  3. 年率リターンの定義を揃えないと比較が崩れる
    CAGRか単純平均か、手数料控除後か等で値が変わる。
    → 用語集や社内基準では「CAGR(ネット)」など前提を明記する。

計算の前提(用語集にあると便利な補足)

  • データ頻度:日次・月次いずれでも算出可能(ただし最大ドローダウンは頻度で変わり得る)
  • 推奨:比較対象が月次NAV中心なら、原則月次で統一し、同じ評価期間で比較する
  • 最大ドローダウンの定義
    「その時点までの最高値(ピーク)」を更新しながら、現在値との下落率を計算し、期間内で最も大きい下落率を採用する

例(直感が掴める簡単な数値)

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この記事を書いた人

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