ウォール・ストリート・ジャーナルが、ロンドンのヘッジファンド、CQSのマイケル・ヒンツェ氏インタビューを掲載している。同社は市場の混乱に乗じてパフォーマンスを伸ばし、2008年の金融危機の際はリターン72.8%を達成。同ABSファンドの2006年設定以来のリターンは年率18%超となる他に、年率15.6%。同7.63%のディバーシファイドなどの好成績ヘッジファンドを多々抱える。
同氏は、世界の経済成長が加速しており、その成長が株式市場によい影響をもたらすだろうと、経済成長に対し前向きな姿勢を取っている。「インフレは、債務返済を容易にし、世界の信用市場を助ける」と語る。
リーマンショックに対応し、最近ではサウジアラビアの減産失敗を予想するなど、マイナス局面の予想にも強さを見せる同氏は、「リスク要因が顕在化する結果、株価にばらつきが生じ、投資機会が出現する」としている。