ヘッジファンド・リサーチのデータによると、HFRIファンド加重平均インデックスの第2四半期のリターンは4%で、第1四半期の同指数の5.8%に引き続き好調な四半期となった。
HFRIファンド加重平均インデックスの2021年6月30日までの累計のリターンは10%で、1999年の13.5%のリターン以来、上半期の暦年で最高のリターンとなり、2020年6月30日までの6ヶ月間に同指数が記録した3.5%のパフォーマンスの低下を大きく上回った。
上半期のヘッジファンドのパフォーマンスは、「米国経済の再開に関する楽観的な見方や、米国や欧州でインフレ圧力の構築の兆候が強まっているにもかかわらず、牽引された」と、HFRの研究員はレポートで述べている。
HFRのヘッジファンド戦略インデックスのうち、HFRIエクイティ・ヘッジ(トータル)インデックスは、「多くの株式市場が記録的な高値を記録した中、6月30日に終了した3ヶ月間で5.5%のリターンを記録し、パフォーマンスをリードした」とHFRのアナリストは報告書で述べている。第1四半期では、株式ヘッジファンド・インデックスは6.8%上昇した。