バークレー・ヘッジファンド・インデックス は3月にプラス0.55%で推移した。2022年通年では-3.00%となっている。3月に主にプラスになったのはマージング・マーケット・ラテン・アメリカン・エクイティーズ・インデックス 3.75% やグローバルマクロインデックスが3.37%を記録する一方、エマージング・マーケット・アジア指数 -3.15やエマージング・アジア株式指数 -3.80%等が足を引っ張った状況だ。
中華圏のヘッジファンドは、中国の成長鈍化と米国での中国企業の上場廃止が同地域の株式市場の重荷となり、過去9カ月間で8カ月目の損失を記録した。ハンセンは2022年に5.99%下落し、3月の取引は68カ月ぶりの安値で終了した。
またバークレー・CTA・インデックスは2.86%とコモディティ価格や債券金利の上昇を背景に高い実績を伸ばしている。2020年のコロナショック同様CTAは世界株下落時に高いリターンを記録し、分散投資効果の高さを証明した格好だ。