インド株運用のクオンツ・ファンドがSENSEX指数を大幅に上回る

ヘッジファンドニュース
2020年06月18日
ヘッジファンドニュース

 インドの運用会社であるDSPインベストメントが昨年運用開始したDSP・クオンツ・ファンドが、SENSEX指数や同じインド株式運用のヘッジファンドを上回るパフォーマンスを残しているとブルームバーグが報じた。 

 インドを代表する30銘柄で構成されるS&P BSE SENSEXはここ1年で14.5%下落しているが、DSP・クオンツ・ファンドは2.7%の下落に抑えられている。運用資産は2,900万ドルとまだ小型だが、ヘッジファンドの中でも上位8%に入るパフォーマンスだ。

 投資対象は、ボラティリティの高い株式を排除し品質と割安度・成長度を加味して決定されている。上位の投資セクターは以下の通り。

セクター投資比率
金融(銀行除く)26.61%
非耐久消費財20.23%
ソフトウェア13.77%
銀行9.35%
医薬品8.79%
自動車6.19%
耐久消費財4.39%

 DSPグループは152年間の歴史を持つ老舗金融機関で、運用会社としても20年以上の実績を誇る。インド最大級の運用会社だ。下落相場に強いことが明らかになったため、今後は上昇相場でのパフォーマンスが注目される。

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