2月14日ウォーレンバフェット氏率いるバークシャーハサウェイの、機関投資家の株式保有報告書(13F)が更新された。これは2019年12月31日時点のポジションとなる。
トップテンは以下の通りだ、
No. | 銘柄 | 資産配分 |
1 | アップル | 29.7% |
2 | バンク・オブ・アメリカ | 13.5% |
3 | コカ・コーラ | 9.1% |
4 | アメリカン・エキスプレス | 7.8% |
5 | ウェルズ・ファーゴ・アンド・カンパニー | 7.2% |
6 | クラフト・ハインツ | 4.3% |
7 | JPモルガン・チェース | 3.4% |
8 | US・バンコープ | 3.2% |
9 | ムーディーズ | 2.4% |
10 | デルタ航空 | 1.7% |
バフェット氏の投資の特徴の一つに集中投資がある。ここに記載されているのはあくまで米国企業のポジションであるが、トップ10だけで84%の資金を振り分けている。トップテンの内1位がアップルで29.7%、2位が13.5%でバンクオブアメリカが占めている。そしてバフェット氏と言えばコカ・コーラのイメージもあるだろうが、投資割合としては3位につけている。2016年にバフェットがIT銘柄であるアップルを購入したことは驚きをもって迎えられたが、その後の株価の上昇と継続保有を見てみるとバフェットの投資に間違いはなかったといえるだろう。
前回の9月末のポジションより大きく下げたのはウェルスファーゴとゴールドマンサックスの2社で、それぞれ15%と35%投資割合が下がっている。一見金融の割合を下げているように見えるが、2位のバンクオブアメリカは特に変わりはなかったようだ。
反対に大きく投資金額を増やしたのがオクシデンタル・ペトロリアム社で、以前より2.5倍の資産配分となった。ただ全体で見ると0.32%と小さな投資割合である。また新しく加わった銘柄としてクローガーやバイオジェン、レストレーション・ハードウェアなどが上げられる。