アクティビスト投資家として有名なビル・アックマン氏率いる・パーシング・スクエア・キャピタルが2019年に58.1%のリターンを上げ、ヘッジファンドの中の勝ち組に入ったとブルームバーグが報道した。
アックマン氏は昨年、上場している自社株Pershing Square Holdingsを割安という理由で、ヘッジファンドの資金で購入したとされている。Pershing Square Holdingsは2019年年初13.45ドルだったものが、2019年末が19.33ドルまで上昇していたことから、43%株価が上昇したことになる。
ヘッジファンドがSECに報告するフォーム13Fによると、パーシング・スクエアは現在,チポトレ・メキシカン・グリルやレストラン・ブランズ・インターナショナル、ヒルトンホテル、ロウズ・カンパニー、バークシャー・ハサウェイ、スターバックスコーヒーなどに集中投資しているようだ。またパーシング・スクエアは、政府系の住宅ローン大手、ファニーメイとフレディマックの普通株と優先株も保有しているという。
ビル・アックマン氏は2014年に起きたサントリーHDの米ビーム社買収も主導したといわれ、物言う投資家として名を馳せている。