ヘッジファンド、エベレスト・キャピタルの元運用者が経営するボルタ・グローバルが、大阪に本社を置く中堅ゼネコンの浅沼組に対し100億円相当の特別配当あるいは自社株買いの実施、さらに100%の配当性向への方針を2019年3月期に形式化するよう求めている。
ボルタが浅沼組に宛てた3月19日付の書簡を、ブルームバーグが入手し報じた。浅沼組のIR部長、八木良通氏はブルームバーグの電話取材に対し、ボルタからの書簡を確認したと述べた上で、「内容を真摯(しんし)に受け止め、やるべきことは前向きに取り組んでいく」と語った。