昨年投資家の資金の返還を決めた、ムーアキャピタルの元ポートフォリオマネージャーである、ヴィライ・メータ氏が、ヘッジファンドの立ち上げを進めていると、ロイターが報道した。
コンピュータ駆動型ヘッジファンド会社ウィントングループの元最高財務責任者 (CFO) であティモシー・ダベンポート氏が、最高執行責任者 (COO) として同社に加わるという。
グローバルマクロ戦略の中でも大きな実績を残した。ヘッジファンドのムーアキャピタルは、2019年11月に外部資金の返還を発表していた。投資家へ宛てたレターによると、フラッグシップ・レミントンのファンドの開始以来、17.6%の年平均年リターンを上げ、21,000%以上の累積収益を達成したことを誇りに思っていると述べている。またムーア・グローバル・インベストメントの年平均リターンは15%、累積リターンは当初の投資家資本の61倍となっていた。
またレターの中でマルチ・マネージャー・ファンドをプライベートファンドにする一方で、マクロおよびロング/ショート・エクイティの両プラットフォームから、最もパフォーマンスの高いポートフォリオ・マネージャーが運用する、個別のファンドのスピンアウトを示唆していた。ヴィライ・メータ氏のファンドはその一つになると思われる。