ヘッジファンドが運用成績の好調ぶりから、多くの資産運用会社がポートフォリオにおけるヘッジファンドの割合を増やす方向であると、ブルームバーグが報じた。
北欧の年金基金、イルマリネン・ミューチュアル・ペンション・インシュアランスのミッコ・ムルスラ最高投資責任者(CIO)は「数年前と比較して、ヘッジファンドについて、よりポジティブに感じている」と語る。
ムルスラ氏はフィンランドのヘルシンキで約570億ドル相当の運用に携わり、現在イルマリネンのヘッジファンドへの資産配分はポートフォリオの2%未満にとどまっているが、この割合を多くて5%に増やす可能性が高いと述べている。
「私は、ボラティリティーがより高いタイプの環境に向かうと思う。それは、少なくとも理論上は、ヘッジファンドなどアクティブ投資家にとって、かなり良い運営環境になることを意味するはずだ」と指摘する。