欧州のヘッジファンドが全体的に回復基調で、運用資産は3月時点で5870億ユーロ、約75兆6000億円に達したと、ブルームバーグが報じている。
同紙によると、英国の調査会社プレキンのリポートで明らかになったもので、ヘッジファンの本懐と言える、過去最低水準の低金利でもリターンを提供する資産を求める投資家が市場に集う。プレキンによると、ヘッジファンドの運用資産は昨年で約10％増加し、そのリターンは欧州と英国の株式指数を上回ったという。
プレキンのヘッジファンド関連金融商品の担当責任者、エイミー・ベンステッド氏は「欧州を拠点としているヘッジファンドへに投資を行う投資家の数は過去10年でほぼ倍増している」と言う。
