ヘッジファンドがイタリア国債の空売りを勧めていると、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じている。
イタリアでは現在、反エスタブリッシュメント政党による連立政権が誕生する見込みが高まっていることで、市場では財政規律が緩み、債務が増大するとの懸念が出ている。そのような動きに伴い、欧州連合(EU)離れが進むリスクも懸念されている状態だ。
イタリアの経済の苦境をネタに、富豪のアラン・ハワード氏が率いるヘッジファンド、ブレバン・ハワードは、イタリア国債の空売りで大きく利益を上げている同ヘッジファンドの運用成績は月初来でプラス7.5%、年初来では 13%のプラスと、好調に推移していると報じられている。