プラチナの価格が上昇を始め、ヘッジファンドの注目を集めていると、ブルームバーグが報じた。
自動車の排ガス浄化装置に利用されるプラチナは、欧州でのディーゼル車の落ち込み、ドイツのフォルクスワーゲンが2015年に自動車の排ガスに関するデータ不正を認めたことなどから、価格も落ち込んでいた。
中国が排ガス規制を強化し始めたことから、状況は変化しつつあり、プラチナ需要が高まっている。投資家の間では、世界的に経済成長の兆しが見えることから需要が拡大するとの見方が一般的となってきている。
ドル相場の軟化で代替資産が値上がりしていることもあり、プラチナの金に対する相関性の高さも、最近の好調な価格を下支えしている。