アメリカの議会が中間選挙を控え、ヘッジファンドマネジャーによる政治献金が増えていると、フィナンシャルタイムズが報じている。
かつて中間選挙が行われた1998年、2002年、2010年は政治献金の額でヘッジファンドはトップ50に入らず、06年も1社にとどまっていた。その後10年でヘッジファンドによる政治献金は増加し、14年には4社、今年は現時点で6社が積極的な献金を行っている。
ジョージ・ソロス氏が率いるソロス・ファンド・マネジメントは、前回の中間選挙の倍以上の1040万ドルを献金しているほか、パロマ・パートナーズのドナルド・サスマン氏、ルネサンス・テクノロジーズのジム・シモンズ氏など、民主党を長年支援しているヘッジファンドが献金額を増やしている。その一方で共和党の旧来の有力支持者が献金を控える傾向にある