世界最大のマクロヘッジファンドの1つであるエレメントキャピタルは、2019年末に返金した36億ドルに続いて、2021年の始めにも20億ドルの資金を返金する予定とフィナンシャルタイムズは報じた。これは2020年の実績が18%超と好調を維持したことから、追加で資金の返金を進めた模様だ。
同じく世界最大級のマルチストラテジー戦略のミレニアムマネジメントも、2020年の20%を超える好調なパフォーマンスを背景に、一部資金を投資家に返金している。
ヘッジファンドは通常の管理報酬の他に成功報酬を取るため、適正な資産規模を維持したほうが高いパフォーマンスが出ると考えられる場合、資産を返金することがある。
ユーリカヘッジのヘッジファンドインデックスでは2020年のヘッジファンドは11.77パーセントプラスだった。